7割弱が「電子帳簿保存法について何かしら適用済」–ALSI調査
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アルプス システム インテグレーション(ALSI)は5月10日、企業の電子帳簿保存法(電帳法)の適用状況や経費精算の実態について調査し、その結果を発表した。65.7%が「電帳法について何かしら適用済・実施予定」と回答した。一方、9.0%は今後も「電帳法の適用を考えていない」と回答している。
調査は、3月24~28日にウェブアンケート方式で実施。対象は従業員規模100人以上の企業に勤める財務・会計・経理部門の担当者・役員413人。
「電帳法の適用状況について教えてください」(有効回答数376)と質問したところ、義務化された電子取引について「適用済」とする企業は48.1%、さらに「電子帳簿保存法の電子取引のみ適用予定」(17.6%)という結果で、合計65.7%が電帳法について既に何らかの対応策を適用済・実施予定としていることが分かった。
その一方で「電帳法の適用は考えていない」(9.0%)、電帳法が改正され3カ月が経過していても「知らない・わからない」(25.3%)という回答もあった。
その他の結果としては、電帳法の内容への理解について質問したところ、「十分理解している」と回答したのは36.7%で、次いで「存在は知っているが、内容は理解できていない」(37.8%)、「名前を聞いたことがある」(16.5%)という結果で、合計54.3%が電帳法の内容を理解していないことが分かった。また9.0%が「存在を知らない」と回答している。
次に経費精算業務のペーパーレス化(電子化)について質問している。その結果、「全て紙で申請している」(31.0%)、「一部電子化している」(53.5%)という結果となり、合計84.5%の企業で紙文化が根強く残る状況であることが分かった。
さらに 経費精算における申請・保管において、全てまたは一部を紙で申請・保管していると回答した経理担当者・役員を対象に、経費精算業務でペーパーレスが進まない原因を聞いた。その結果、回答が最も多かったのが「優先順位が低い」(41.3%)、次いで「業務効率化に向けて取り組む時間がない」(32.0%)、「電子化に対して、社員の抵抗がある」(29.8%)という回答が得られた。