グーグル、「Workspace」向けの自動要約機能を発表–まずは「Google Docs」で提供へ
今回は「グーグル、「Workspace」向けの自動要約機能を発表–まずは「Google Docs」で提供へ」についてご紹介します。
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Googleは米国時間5月11日、要約を自動生成する機能を「Google Workspace」ツールに追加し、ユーザーが職場のコンテンツの内容を短時間で把握できるようにすることを発表した。人工知能(AI)を利用するこの新機能はまず「Google Docs」で提供される予定だ。
Googleの最高経営責任者(CEO)のSundar Pichai氏は「Google I/O」開発者会議の基調講演で、「もっと多くのコンテンツに『TL;DR』があれば、人生はもっと楽になるのではないだろうか」と述べ、「Too long; didn’t read」(文章が長すぎて読む気がしない)の略語であるTL;DRを使って要約について言及した。
この新機能は、例えば、わずか5分後に迫った会議の前に25ページの文書を読まなければならない場合に便利だろう、とPichai氏は述べている。
この機能は、機械学習を使用して、文書を自動的に解析し、要点を抽出する。Pichai氏はこれについて、「自然言語処理の大きな進歩」であると述べ、何段落もの文章全体の理解や情報の圧縮など、高度な手順が必要であることを指摘した。
Googleは今後、Workspaceのほかの製品でも、自動要約機能を利用できるようにしていく予定だ。「Google Chat」では今後数カ月以内に提供されるので、ユーザーはグループチャットから一時的に離脱しても、簡単に要点を確認できるようになる。Googleは「Google Meet」でも文字起こしと自動要約を利用可能にするつもりだ。
Googleは、Google Meetの音声と映像の品質改善に取り組んでいることも明かした。例えば、スタジオ品質の仮想照明をMeetに導入することで、暗い部屋や窓際でもユーザーの顔がよく見えるようにしているという。