日立、健康長寿に向けたスマホアプリ提供–社会参加の度合いを可視化
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日立製作所(日立)は、健康長寿を目的としたスマートフォンアプリ「社会参加のすゝめ」を正式リリースし、無償提供を開始した。
同アプリは、スマートフォンを持ち歩くだけで利用者の社会参加の度合いを自動で測定し、レポートやグラフなどで可視化する。健康長寿の秘訣や社会参加に関する知識を紹介したコラムも配信する。
日立は、日本老年学的評価研究機構(JAGES機構)が長年の調査で明らかにした社会参加状態と要介護認定との関係に着目し、デジタルを活用して社会参加の度合いを測り、介護予防の支援につなげる仕組みの開発を目指した。
同アプリの提供に先立ち、約90人にテスト用のアプリをインストールしてもらい、約4カ月間データを計測しつつ実証参加者に社会参加を促す情報提供を行ったところ、一定の割合で社会参加が活発化したことが確認されたという。
同アプリでは、全地球測位システム(GPS)や加速度センサーなどの情報を自動的に計測することで、アプリをダウンロードしたスマートフォンを持ち歩くだけで社会参加の状態を計測する。計測結果を日立が持つデータ活用のノウハウを通して社会参加に関連する指標に置き換えることで、利用者の社会参加状態を評価し、日々どのくらい活動的に過ごしているかをレポートやグラフで確認できる。
毎月1回配信される社会参加レポートでは、1カ月間のまとめや、社会参加度合いに応じたランクを確認でき、必要なアドバイスを受けることが可能。招待コードの入力により、特定のコミュニティーに参加でき、自分の住んでいる自治体が主催するイベントや趣味のサークルなどの案内を随時アプリ内で確認するなど、社会参加の輪を広げることが可能となる。
JAGES機構のさまざまな研究結果を分かりやすく紹介したコラムを定期的に配信し、利用者は楽しく簡単に健康長寿や介護予防に関して学習できるとのこと。行動記録などの社会参加の状態は地図やタイムラインでも確認でき、写真やメモをひも付けることで日記のように使うことも可能だという。