テレビ東京ダイレクト、「ecbeing」導入でECサイトの拡張・強化を図る
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テレビ東京ダイレクトは、運営する電子商取引(EC)サイト「テレビ東京のお取り寄せグルメ虎ノ門市場」のリニューアルのため、ECサイト構築プラットホーム「ecbeing」を採用・導入した。同プラットホームを提供するecbeingが6月8日に発表した。
ecbeingはセミオーダー型のECプラットホームで、集客・接客・追客・分析などの機能を標準で備えているほか、導入企業の要望に合わせて機能を追加できる。これにより、流行や業務に合わせたECサイトの構築が可能となっている。
今回のシステム刷新は、コールセンターを活用したテレビ通販中心のビジネスだけでなく、ウェブ・ECサイトの強化と拡張を目的としていた。実際、3月にecbeingを導入したことで煩雑だったアナログな部分をシステム化し、業務負荷を軽減するだけでなく、コールセンターやEC、販売管理、物流さらにはパフォーマンスの面でも強化されたという。
システム刷新のポイントとしては、「これまでの業務で培ってきたコールセンターのノウハウを積極的に盛り込みたい」という現場の意見を反映したコールシステムの構築を行ったことだ。従来のコールバックの仕組みや受注系の仕組みはもちろん、売り切れ防止や電話回線のパンクを防ぐため、顧客の氏名と電話番号を聞き取り、後から折り返し連絡をするスナッチ対応が可能な仕組みを構築。また、外部で協力する最大100席のコールセンターの従業員が業務をしやすいように管理画面の見せ方にも工夫を施した。
他にも、テレビ放送による反響でアクセス数の上昇が頻繁に見られ、サイトへの負荷が課題として挙げられていたが、システム刷新により大量アクセスへの対応が可能となり、サイト読み込み時間も以前の半分ほどに改善した。さらに、リアルタイムにテレビ放送している商品を予約表示しておくことで、アクセスした購買者がスムーズに購入できるだけでなく、コールセンター側の操作画面にも同様の商品の情報が表示されるため、商品購入の処理を円滑にできる。
また、野菜などを定期配送する定期購入と頒布会のサービスにおいては、食品ロスや過剰な生産を抑制するため、事業者が商品ごとに配送日を設定する仕組みに変更。さらに頒布会では、毎月同じ商品を送るのではなく、異なる商品を送れることで季節に合わせた商品を最も旬な時期に届けることができるという。
食品ロスの抑制においては他にも、商品を仕入れて業者に発注するところから、販売できる数と在庫数を正確に管理することができるようにシステムの構築を行った。また、産地直送での流通経路における発注・集荷・伝票作成などの作業も一括して行えるようシステムを構築している。