WebAssemblyアプリ開発ではRustが一番人気、用途ではサーバレスが急上昇、ランタイムはWasmtime。The State of WebAssembly 2022
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メールマガジン「WebAssembly Weekly」を発行しているScott Logicは、WebAssemblyの利用状況などに関する調査報告として「The State of WebAssembly 2022」を公開しました。
回答者はWebAssembly関連の技術者299人。
言語はRustがトップ、Blazorの利用が急上昇
WebAssemblyはソースコードをコンパイルしてバイナリに変換することで生成されますが、そのソースコードを記述するプログラミング言語としてもっとも利用されているのはRustで、昨年よりもさらに他のプログラミング言語と差を広げてトップを走っています。
2位がC++、マイクロソフトのBlazorが急上昇して3位になったのは注目ですね。
サーバレスとプラグインでの利用が上昇
WebAssemblyをどのようなアプリケーションで用いているか。トップはWebアプリケーションですが、昨年と比べてその比率は下がり、2位がサーバレス、3位がコンテナ化、4位にはプラグインが急上昇してきています。
KubernetesのノードとしてWebAssemblyランタイムを用いるKrustletや、サービスメッシュを実現するIstioの機能拡張にWebAssemblyを用いるなど、クラウドネイティブでのWebAssembly利用が急上昇の背景にありそうです。
WebAssemblyランタイムとしてもっとも使われているのはWasmtime、続いてWasmerとなりました。
WasmtimeはBytecodeallianceが開発しているので、ある意味でWebAssemblyのリファレンス実装的な位置づけとも言えるため、1位なのは順当でしょう。
ただし赤のマーカーが示す「聞いたことがある」WebAssemblyランタイムとしてはWasmerの方が多く、知名度としてはWasmerの方が高いようです。
その他にも多くの調査結果が示されていますので、詳しくはぜひ元記事をご参照ください。
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