レノボ、エッジ専用端末「ThinkEdge SE70」を発表–高まるエッジAI需要で製品拡充
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レノボ・ジャパンは6月28日、エッジコンピューティング専用端末「ThinkEdge SE70」を発表した。高解像度データの分析処理に優れ、監視カメラや公共セキュリティ、生産ラインの監視・管理、スマートリテールなどの用途に向いている。販売価格は税込29万7000円。
現在、システムの末端(エッジ)部分に人工知能(AI)を実装する「エッジAI」が注目を集めている。顔の識別をはじめ、個人装備の確認、人口密度の測定、交通監視などで用途が拡大。今後、製造業の監視や管理、自動運転、公共安全システム、農業フィールド監視、小売店舗内のリコメンドなどにおいて需要拡大が予想されている。
ThinkEdge SE70は、約1.6Lサイズの筐体に「NVIDIA Jetson Xavier NX」を搭載。70mm×45mmのモジュールに、CPUとGPU、8GBメモリー、16GB eMMCを内蔵する。ストレージは最大2TBのSSDまで増設可能。OSは「Ubuntu Desktop」をプリインストールし、PoEポートを2つ装備。PoEは最大100mまで給電通信が行え、1台に複数台のAIカメラを接続できる。
ThinkEdge SE70は「AWS Panorama」認証モデルになる。機械学習やソフトウェア開発キット(SDK)が組み込まれており、データの収集や分析、システム構築の手間を軽減できる。また、既存のカメラ群と統合でき、ミリ単位で動画の分析が可能。ローカル環境でも稼働できるため、都度クラウドにデータを上げる必要がなく、ネットワークの負担を低減する。
その他、稼働温度は-20~60度、24時間の連続稼働、IP51相当の防塵・防滴機能を備え、通信方式は有線LAN、Wi-Fi、Bluetoothとなっている。