AI inside、予測・判断AIやAPI群を提供–AI人材の育成プログラムも開始
今回は「AI inside、予測・判断AIやAPI群を提供–AI人材の育成プログラムも開始」についてご紹介します。
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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
AI insideは6月29日、同社のコア技術基盤をオープン化するとともに、新たなサービスの提供を開始したと発表した。
同社は2015年に創業のスタートアップ。人工知能(AI)が社会実装された持続可能な未来の実現を目指し、「AIの民主化」を推進してきた。現在の顧客数は2000社を超える。2021年4月から、ノーコードAI開発・運用基盤「Learning Center」を提供している。今回、同基盤の機能を拡張し、従来の物体検出AI「Learning Center Vision」に加えて、予測・判断AI「Learning Center Forecast」の提供を開始する。
Learning Center Forecastは、数値データに基づいた予測・判断AIにより、短期間でAI活用による業務自動化と利益創出を実現する。実務に精通したビジネス現場のユーザーが自社のデータを用いて、需要予測・来客数予測・為替予測・特許維持判定・与信判定など、さまざまな予測・判断AIモデルを構築できる。
欠損値の自動補完やデータ分割の自動設定、特徴量の自動選択などの分析機能を備え、ユーザーはデータを収集・アップロードし、予測したい項目を選択した後、ボタン一つで最大14のアルゴリズムを同時に実行可能。実行結果から最も精度の高い最適なものが可視化され、データ出力して容易に業務活用できるという。
また、高精度なAIを組み込んだサービス/アプリケーションの構築が可能なAI・インテリジェンスAPI群「Developer's API」の提供も開始する。
Developer's APIは、同社が開発・提供するAI/インテリジェンスをオープン化したAPI群になる。APIの利用により、開発期間・コストを掛けずに、高精度なAIを組み込んだサービス/アプリケーションの構築が可能になる。同社が提供するAI/インテリジェンスは、さまざま帳票から手書き文字を読み取るAI-OCRエンジンや書類仕分けAIなど多岐にわたり、順次提供するAPIを拡充する予定。
加えて、AI insideは同日、実践型AI人材育成プログラム「AI Growth Program」の提供を開始することも発表した。
AI Growth Programは、同社がサービス提供を通じて培ってきた技術やノウハウを基に、AIビジネス経験のある講師からAI活用やAI事業の立ち上げを学べるプログラムになる。あらゆる企業・団体の各部門における業務担当者や、DX推進者・経営企画担当者など全社員を対象に、ビジネス領域でAIを活用できる人材の育成を目的としている。
プログラムはレベル1〜5までに分かれており、講義や実践的なワークショップなどを通じて、現場での課題発掘・整理、具体的なAI活用策の策定、開発・運用ができるレベルのスキル習得を目指す。レベル4以上の実証実験とAI内製化プロジェクトでは、Learning Center Visionを用いてAI事業の立ち上げを伴走支援する。