「Microsoft Teams」、「iOS」「Android」版にチャットバブル–6月の新機能

今回は「「Microsoft Teams」、「iOS」「Android」版にチャットバブル–6月の新機能」についてご紹介します。

関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 「Microsoft Teams」は、ハイブリッドワークのためのコラボレーションプラットフォームであり、2億7000万人の月間アクティブユーザーがいる。Teamsの迅速な開発を続けるMicrosoftは2022年6月、多数の新機能を公開した。

 「iPad」上のTeams会議でのマルチタスク機能が改善された。会議中、画面右側に折りたたみ可能なパネルが表示されるようになり、例えば、参加者がプレゼンテーションを視聴しながら同僚とチャットする、といったことが可能になった。

 会議のチャットバブルが「iOS」と「Android」で利用できるようになった。チャットバブルを有効にすると、画面にチャットメッセージが表示され、直近の2つのメッセージをプレビューすることができる。これにより、会議内でチャットウィンドウを手動で開いて、参加者が入力している内容を確認することが不要になる。ユーザーはチャットバブルを一時的または恒久的に無効にすることが可能だ。

 多言語のチームを持つ組織は、電子メールで送信される会議の「参加」招待状をカスタマイズして、ユーザーが最も慣れ親しんだ言語で送信できるようになった。管理者は、管理ポータルのCsTeamsMeetingPolicyでMeetingInviteLanguagesパラメーターを有効にすることで、ポリシーを適用できる。この機能は、ユーザーまたはグループレベルで設定できるほか、組織全体に対して設定することも可能だ。

 正式な会議開催者の下に新しい「共同開催者」の役割が追加された。最大10人の共同開催者を追加することができる。共同開催者は会議オプションを管理できるが、現在のところ、ブレークアウトルームの作成と管理、会議の記録の管理、出席レポートの表示とダウンロードを行うことはできない。共同開催者は、会議開催者と同じテナントに属している必要がある。

 6月には、Teamsのウェブ版にも、より高精度のリアルタイム翻訳機能と27言語でのライブキャプションおよび翻訳機能が追加された。

 Microsoftは7月、Teams会議のライブキャプションと文字起こしに6つの話し言葉(チェコ語、タイ語、ヘブライ語、ポルトガル語、ベトナム語、トルコ語)のサポートを追加した。

 Android版のTeamsには、会議中にシステムメッセージを表示する通知ドロワーが追加された。通知ドロワーは画面上部に表示される。折りたたむことが可能で、1回押すだけで通知を消去できる。

 「Azure Virtual Desktop」ユーザーの仮想デスクトップインフラストラクチャー(VDI)でもライブ文字起こしを利用できるようになった。

 チャットとコラボレーションに関して、Microsoftは、Teamsチャットを「Dynamics 365」内に組み込むことを可能にし、営業担当者が2つのプラットフォーム間のワークフローを簡素化できるようにした。これにより、既存または新規のチャットをDynamics 365のレコード(販売機会やサービスケースなど)にリンクすることが可能になった。

 Microsoftはモバイル版の電子署名の承認機能も改善しているが、電子署名の承認は「Teams Approvals」に完全に統合された。また、Teams内で「Adobe Acrobat」のPDFファイルを閲覧および編集することも可能になった。

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