東急と東急電鉄、ServiceNowを活用して経理業務を軽減–連結各社のDX/グリーン化を促進
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東急と東急電鉄は7月4日、社内システムを統合管理するクラウド型プラットホーム「ServiceNow」を活用したタスク/ワークフロー管理サービスを導入した。同サービスを提供したNTTデータが11日に発表した。
タスク/ワークフロー管理サービスの導入により、事業部門からの決算情報などの定型報告や問い合わせなどの業務を一元的に可視化し、経理財務部門のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を図る。また、ペーパーレス化を実現し、電子帳簿保存への対応も可能にしたという。
東急と東急電鉄の経理財務部門では、膨大な紙資料を取り扱う業務があり、煩雑さに課題を抱えていた。また、人材確保や属人化防止などの観点から、DX推進が重視されていたという。
東急連結各社の経理や周辺領域のDXを支援してきたNTTデータは、「網羅的なタスクの可視化」「業務効率化」「ペーパーレス化・電子帳簿保存対応」「高い拡張性。保守性」の4つを重点事項とし、課題解決を図るため、タスク/ワークフロー管理サービスを提供した。
タスク/ワークフロー管理サービスには、開発プロセスを単一のクラウド環境で完結させることができるServiceNowを用いており、柔軟で迅速なサービスの提供を可能としている。今回の導入においては、東急連結各社の将来的なDX基盤とすることを念頭に、回覧機能だけでなく、従業員と企業の双方向に優れたユーザー体験を提供し続ける拡張性を重視し、ServiceNowを選定したという。
同サービスの導入により、事業部門からの問い合わせやタスクを一元的に集約し、可視化。業務を平準化し、在宅勤務が進む中でも各担当者の作業状況の確認が可能になったという。問い合わせを含む全てのタスクはノウハウとしてServiceNowに蓄積され、将来的にはFAQ(よくある質問)の公開により従業員の自己解決の促進や、問い合わせの減少を目指す。
また、事業部門からの膨大な資料をServiseNow上の電子データの添付業務に変革することで、郵送や押印などの業務効率化を実現し、業務のグリーン化にも貢献。添付資料はServiceNowに保存することで電子帳簿保存にもなる。加えて、回覧ルートの設定機能は高い汎用(はんよう)性を確保しつつ、内部統制に必要な各種承認にはシステム的な制御を設けている。モバイル端末での業務遂行が可能であるため、社外からの承認やコメントにも対応できる。
他にも、自動インターフェースによる他システムとの連携機能を備えており、ユーザーや組織データの連携によりマスターデータの運用負荷を軽減し、各タスクの参照権限もユーザーの所属組織に連動して自動的に制御される仕組みを整えているという。