あおぞら銀行、社給スマホの導入・運用コストを削減–BYODで安全に業務遂行

今回は「あおぞら銀行、社給スマホの導入・運用コストを削減–BYODで安全に業務遂行」についてご紹介します。

関連ワード (クライアント等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 あおぞら銀行はリモートアクセスサービス「moconavi」を導入し、会社支給のスマートフォンの導入と運用コストの削減をしたという。同サービスを提供するレコモットが8月8日に発表した。

 moconaviでは、スマートフォンやタブレット、パソコンなどの端末にデータを残さず、社内システムや各種クラウドサービスへ安全にアクセスできるという。端末にmoconavi専用のアプリをインストールするだけで利用でき、各業務アプリの利用範囲や権限の一元管理も可能だ。

 今回、あおぞら銀行が同サービスを導入するに当たり、「端末に情報が残らず、私物端末の業務利用(Bring Your Own Device:BYOD)でも安全に使えること」や「直感的に操作できるユーザーインターフェース(UI)で、電話との親和性にも優れていたこと」が評価された。

 同行は、従業員に支給するスマートフォンが1000台以上に上り、端末紛失時の情報漏えいの確認が不十分な状態だったという。また、スマートフォンの導入にかかる期間の長さや運用・調達にかかるコストも課題となっていた。

 そこで、2020年8月からmoconaviを導入し、BYODでの利用を開始。それまで従業員は、会社支給と個人用のスマートフォンの2台を持って業務に当たっていたが、同サービスを導入し、既に従業員が持っている端末を利用することで、申請から業務利用までにかかっていた期間を1カ月から2日程度に短縮。初期費用や運用コストの削減につなげた。

 また、スマートフォンには業務に関する情報が残らず、代わりにmoconaviから利用履歴を確認できることから、端末を紛失した場合でも不正利用がないことを証明できる。

 ほかにも、新たな電話システムとして「Webex Calling」を導入し、moconavi電話帳からの発信も可能になった。また、メールやビジネスチャット機能、セキュアブラウザーによる社内アプリの利用など、社内の業務アプリと連携させることで、スマートフォンから承認作業ができ、業務の意思決定の迅速化につながったという。

COMMENTS


Recommended

TITLE
CATEGORY
DATE
人工知能より高精度、金融機関向けデータ抽出のスタートアップDaloopaが約22億円調達
ソフトウェア
2021-07-18 15:57
民事判決、メールで通知 法制審中間試案、迅速化へ半年審理も検討
IT関連
2021-02-23 05:21
NVIDIAがサイバーセキュリティのインシデントを調査中、2日間デベロッパーツールとeメールがダウン
IT関連
2022-02-27 09:10
ナンバープレート替えて自転車になる電動バイク、折りたたみ電動シニアカー 日本の道を行くマイクロモビリティの最新形 (1/6 ページ)
くわしく
2021-05-29 11:23
PwCコンサルティング、非財務情報を一元管理する仕組みを提供–適切な状況把握や情報開示に対応
IT関連
2023-11-28 06:47
グーグルが食料不安に悩む米国人向け新ウェブサイトとリソースを公開
ネットサービス
2021-07-01 05:40
エア・ウォーター、グループ企業の経営情報を管理する基幹システムをクラウドで刷新
IT関連
2024-05-22 19:23
佐野学園、人事総務の業務改革で申請処理を大幅削減
IT関連
2021-06-03 12:33
NEC、AIで部品購買業務の納期調整を自動化
IT関連
2024-11-14 12:46
業界別ERPのインフォア、生成AIやプロセスマイニングを発表–「業界クラウドを完成」
IT関連
2024-10-29 17:09
コアERPとクラウドの活用を推進–SAPジャパンが2021年戦略を発表
IT関連
2021-02-18 18:20
顧客に選ばれるパートナー企業の特徴とは–AWSパートナーサミット
IT関連
2024-03-27 12:20
CSIRTよりも存在感が大きくなりつつある「PSIRT」の現状
IT関連
2022-11-22 19:34
COBOLの利用、従来予測の約3倍との調査結果
IT関連
2022-02-12 16:04