鹿島建設、図面管理システムを刷新–施工情報をクラウドで一元管理
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鹿島建設は、図面や書類の管理システムとして「Photoruction(フォトラクション)」を導入した。これにより、データ管理業務を効率化し、業務時間の削減や生産性の向上を目指すという。同製品を開発したフォトラクションが8月30日に発表した。
Photoructionは、生産性と品質の向上を目的とした建設業向けの生産支援クラウドサービス。工事現場の状況を撮影した写真や図面、工程表、進捗(しんちょく)情報などのデータをクラウド上で一元管理できる。
フォトラクションによると、鹿島建設では年間1000件以上の現場が動いており、建物が完成するたびに図面や検査資料などのデータ量が増え続けるため、常にサーバーの容量制限などの課題を抱えていたという。また、保管していた膨大なデータから必要な情報を取り出すことに時間がかかることや、情報の漏えい防止のためセキュリティ面での強化を必須化したことから、施工情報を管理するシステムの刷新を検討していた。
そこで同社は、これらの課題を解消できるサービスとしてPhotoructionを導入。全従業員に配布している「iPad」から必要なデータに素早くアクセスできる点や、11支店と本社の各部署にセキュリティの権限を付与できることを評価した。
導入後は、以前使っていたシステムからPhotoructionへ1317万ファイルのデータ移行を行い、現場のどこにいてもデータにアクセスできるようになった。また、必要な情報を早く見つけられるようになり、業務効率が向上したという。さらに、細かいアクセス権限管理により、情報の関係者や情報を必要としている人を特定して利用できるため、情報漏えいや不要な拡散などのリスク軽減につながるとしている。
今後は、写真や工程管理、検査などのあらゆる場面でPhotoructionを活用し、デジタル化による業務改革を進めていくつもりだ。