ヴイエムウェア、「混迷するクラウドをスマートにする」新製品を多数発表
今回は「ヴイエムウェア、「混迷するクラウドをスマートにする」新製品を多数発表」についてご紹介します。
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VMwareは、米国サンフランシスコのモスコーニセンターとオンラインで、年次イベント「VMware Explore 2022」を8月29日~9月1日(現地時間)に開催している。これまで「VMworld」の名称で開催されていたイベントを今回改称、リアル会場では3年ぶりの開催となった。
8月30日午前9時から行われた基調講演では、「The Multi-Cloud Universe : Bold Innovations and Insights to Accelerate Your Business」をテーマに、最高経営責任者(CEO)のRaghu Raghuram氏らが登壇。マルチクラウドによるデジタル世界の実現に向けたテクノロジーや事例を紹介した。現在の「クラウドカオス(混迷)」の世界から「クラウドスマート」へと進むための道筋を提案している。「VMware Cross-Cloud Service」に基づいたポートフォリオの強化を発表し、マルチクラウド管理ソリューションの「VMware Aria」のほか「VMware vSphere 8」「VMware vSAN 8」などの新たな製品やサービスを発表した。
メインステージに登場したRaghuram氏は、「3年ぶり皆さんに直接会えてうれしい。みなさん、まだ若いままですね」と、軽いジョークから切り出した。
「『VMworld』を始めた頃は、データセンターのプロフェッショナルを対象にしたコミュニティーだったが、今はクラウドやエッジなどによるマルチクラウドのコミュニティーになっている。だからこそ、イベントの名称を『VMware Explore』に変更した」とRaghuram氏。「いまや、VMwareのコミュニティーは大きく広がり、500万人の開発者がいる。10年前には考えられなかった規模だ。毎週35万ものプロジェクトが新たにスタートし、8500万ものワークロードが展開されている。さらに3万社のパートナーとも連携している。VMware Exploreは、マルチクラウドのコミュニティーのためのイベントになる。VMwareの製品やサービスだけを説明するのではなく、マルチクラウド化への動きの中で起きていることの全てを取り上げる。マルチクラウドの中心はここにある」と述べた。
さらにRaghuram氏は、5月に発表したBroadcomによるVMwareの買収に関連して、基調講演には、Broadcom CEOのHock Tan氏が参加していることを紹介し、「2022年5月以降、時間をかけて、どうやって次のイノベーションを実現できるかを議論してきた。今後、興味深い旅路を実現することになる」とも語った。