「Windows 11」プレビュー版、タブレットに最適化されたタスクバーが復活
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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
Microsoftによる最新の「Windows 11」プレビュー版では、タブレットでの使用に向けて最適化されたタスクバーが復活している。
このタスクバーは、折り畳まれた状態では重要なステータスアイコンのみを表示し、タブレットを手に持っている際の誤操作を避けられるようになっている。そして、タスクバーを展開するとより大きなアイコンが表示され、タッチ操作がしやすくなる。
ユーザーが2-in-1型のデバイスを使用している場合、キーボードを分離するか背面に折り畳むと、このタスクバーは自動的にタブレットに最適化されたモードへと切り替わる。そしてタスクバーを上へ、あるいは下にスワイプすることで、その表示状態を切り替えられるようになっている。Microsoftは、タブレットに最適化されたタスクバーをタブレットや2-in-1型のデバイスでのみ有効化し、ノートPCやデスクトップPCでは無効化するという実用的な判断を下している。
タブレットモードを搭載したタスクバーは、Windows 11の2月のプレビュー版でもいったん実装されており、今回の実装を見る限り何も変わっていないようだ。
Microsoftは同社ブログに「デバイスをタブレットとして、より安心して快適に使えるようにするため、タッチ操作に最適化されたタスクバーを再導入する」と記している。
2-in-1型のPCに、「Windows 11 Insider Preview」の「Dev」チャネルでリリースされている「Build 25197」を搭載していれば、「Optimize taskbar for touch interactions when this device is used as a tablet」(このデバイスをタブレットとして使用する場合にタスクバーをタッチ操作用に最適化する)という設定がデフォルトで有効化されているはずだ。この設定は[設定]−>[個人用設定]−>[タスクバー]−>[タスクバーの動作]から変更できる。
Devチャネルは、ユーザーを交えたテストが実施されるものの、最終版としての提供が保証されていない機能を提供するチャネルとなっている。しかし、タスクバーのこの最適化機能はタブレットでの使用を考えた場合、適切なものだと感じられる。
タブレットを含むすべてのデバイス向けのアップデートとして、システムトレイの変更が挙げられる。システムトレイは今回、画面右下に表示されるすべてのアイコンに対して「丸みを帯びたフォーカスと浮き上がって見える処理」が加えられた。この目的はエクスペリエンスのモダナイズにあると言ってよいだろう。
また、Microsoftはシステムトレイの修正にも取り組んでいる。Windows Insiderチームは同社ブログに「この変更により、システムトレイ内のアイコンをドラッグ&ドロップしたり、再配置したりできなくなった点に気付いた人がいるかもしれない。この変更に関するフィードバックは今年に入ってから寄せられてきており、将来のInsiderプレビュー版で対処すべく取り組んでいる」と記している。
設定アプリでは、アニメーションのアイコンやイラストの表示を開始した。アニメーションのアイコンはナビゲーションバーに表示される。