AWS上で分散インメモリDB「MySQL HeatWave」、オラクルが提供開始。Amazon AuroraとRedshiftの競合に
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本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
オラクルは、AWS上でMySQLベースの分散インメモリデータベース「MySQL HeatWave」をマネージドサービスとして提供を開始したと発表しました(日本オラクルのプレスリリース)。
[Press Release] Oracle Announces MySQL HeatWave on AWS.
Transaction processing
Real-time analytics
Machine learning#AWS users can run it all in one service with @MySQL
Read more:https://t.co/ustPKBJTPC pic.twitter.com/N47dNjumdZ— MySQL (@MySQL) September 12, 2022
MySQL HeatWaveは、MySQLに搭載されているInnoDBに加えて分散インメモリデータベースを搭載。OLTP処理はInnoDBで実行し、OLAP処理は分散インメモリデータベースで実行することにより、MySQLそのままで統合的にOLTP、OLAP、機械学習処理などを高速に実行するマネージドサービスです。
発表時には分散インメモリ処理によってInnoDBの400倍高速にOLAPのクエリを実行できると紹介されました。
MySQL HeatWaveは継続的に機能強化が進んでおり、大きな追加機能としては2021年8月に機械学習によってOLTPとOLAPの両方においてプロビジョニングや性能の最適化、エラーリカバリの自動化を実現する「MySQL Autopilot」を発表し、今年(2022年)3月には自動的に適切な機械学習アルゴリズムを選択し、SQL文を投げるだけで機械学習の学習や推論を実行可能な「MySQL HeatWave ML」が登場しています。
オラクルはAWS上のMySQL HeatWaveを、AWSが提供しているMySQLベースのデータベースサービスであるAmazon AuroraやAmazon Redshiftなどに対する競合と位置づけています。
当然ながら同じMySQLであるためにアプリケーションの移行は容易で、運用やサポートはオラクルのMySQLチームが提供。さらにAmazon AuroraやRedshiftと比較して性能やコストに優れていると説明しています。
オラクルによるMySQL HeatWaveのAWS上での展開は、現時点で米バージニアリージョンで開始されており、今後他のリージョンへも展開していくとのことです。