「Googleドキュメント」の変更履歴の使い方–問題発生時に古い版を復元

今回は「「Googleドキュメント」の変更履歴の使い方–問題発生時に古い版を復元」についてご紹介します。

関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 筆者は、テクノロジー関連の記事とフィクションを執筆しており、「Googleドキュメント」を1日に約9時間使用する。それは、何年も前から変わっていない。これまでに、ドキュメント内で何らかのひどい問題が生じたことが何度かあった。当初は、「CTRL」+「Z」ショートカットやバックアップを利用して、そうした窮地を脱していた。ほとんどの場合、そのどちらかを実行すれば、問題を解決できたからだ。

 しかし、時には、うまくいかないこともある。ドキュメントに何らかの異変が生じた後、元に戻しても問題が解決されなかったり、実際に役に立つ新しいバックアップが存在しなかったりしたことが何度かあった。

 幸いなことに、Googleは「変更履歴」機能によって、筆者を窮地から救ってくれた。

 変更履歴には、ドキュメントのさまざまな版が保存されている。ユーザーがドキュメントを編集するたびに、Googleドキュメントはそのドキュメントの新しい版を作成して保持する。例えば、午前11時28分に新しいドキュメントの作成を開始すると、そのドキュメントの最初の版が作成され、保存される。その後、ユーザーがしばらくの間、そのドキュメントで作業を続けて、テキストを追加したり、変更を加えたり、一般的な生産作業を行ったりすると、Googleドキュメントは、それらの変更が反映された新しい版の保存を続ける。

 しばらくすると、Googleドキュメントによって、そのドキュメントのさまざまな版が保存される。例えば、ユーザーがそのドキュメントの最初の草稿を完成させた後、書式に不満を抱いたとしよう。そして、書式の変更を開始すると、何らかの問題が発生した。突然、そのドキュメントが現在の状態では使用できなくなった。どうすればいいのだろうか。

 変更履歴に移動して、書式設定を変更する前に保存された版を選択するといい。その版を選択すると、問題が発生する前の状態のドキュメントが復元される。

 この機能は、ドキュメントの原本を保持する優れた方法でもある。例えば、長い時間をかけて完璧な作品を完成させ、編集者に送ったとしよう。変更履歴を利用して、「原本」を作成しておくと、変更を加えた後、いつでもその原本を見返すことが可能だ。こうすることで、そのドキュメントの原本を恒久的に保持できる。

 変更履歴の利便性に気づいたら、自分はこれまで変更履歴なしでどうやって問題を乗り切ってきたのだろうか、と不思議に思うはずだ。

 Googleドキュメントの変更履歴を使用するのは、非常に簡単だ。本記事では、その手順を紹介する。

 最初に、新しいGoogleドキュメントを作成しよう。Googleドライブを開いて、「New」(新規)>「Google Docs」(Googleドキュメント)の順にクリックする。新しいドキュメントが開いたら、文章の作成を開始しよう。

 ドキュメントの一部を作成したら、「File」(ファイル)>「Version History」(変更履歴)>「See Version History」(変更履歴を表示)の順にクリックして、変更履歴を確認することができる(図1)。

COMMENTS


Recommended

TITLE
CATEGORY
DATE
ロケット史上最高の事前契約数を記録したRelativity Spaceが米国防総省と初打ち上げ契約を締結
宇宙
2021-03-17 11:37
スタートアップが表計算ソフトを使わない財務モデルの構築を支援するFinmark
IT関連
2022-02-01 17:42
5Gの現状と今後–次世代モバイル通信規格の利用状況と進化を追う
IT関連
2022-03-05 19:12
ランサムウェア犯罪集団「REvil」の容疑者、ロシアで逮捕・起訴
IT関連
2022-01-19 06:52
SQLiteの正式なWebAssembly版「SQLite3 WASM/JS」が登場
RDB
2022-10-31 09:06
マイクロソフト「.NET 7」正式リリース。パフォーマンス改善、Linux対応向上、コンテナ生成、ネイティブコンパイラ搭載など新機能
.NET
2022-11-09 23:02
GitHub、「GitHub Copilot Chat」を一般提供–「GPT-4」に対応
IT関連
2024-01-01 08:26
AWSジャパン社長が語る「LLM開発支援プログラムへの強い思い」とは
IT関連
2023-09-09 07:27
ポケモンGOの新機能「アドレス帳からフレンドを探す」をオフにする方法
くらテク
2021-07-31 16:46
【レビュー】2022年のメルセデス・ベンツEQSはラグジュアリーEVの未来に賭ける、ただし賭金は高い
モビリティ
2021-04-27 18:23
日立、ハイブリッドクラウド運用サービスを開始
IT関連
2023-08-02 01:08
ローコード/ノーコードアプリが生み出すソフトウェア開発者の新たな役割
IT関連
2022-12-22 14:56
商工中金、次期勘定系システムとしてオープン勘定系システムを採用
IT関連
2023-02-22 06:02
スマホが自動車のキーになるAndroid 12の新機能をグーグルが発表
モビリティ
2021-05-20 12:48