次世代アプリの開発に向けたマイクロソフトの壮大なビジョン
今回は「次世代アプリの開発に向けたマイクロソフトの壮大なビジョン」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
Microsoftはここ数年、開発者(同社社内の開発者も含む)による「次世代アプリ」の開発を支援するべく、さまざまな新しいツールやテクノロジーを導入してきている。同社は、非プロフェッショナルである「市民開発者」から、豊富な専門知識を有するベテラン開発者に至るまでの多様なアプリ開発者が利用できるものを取りそろえている。
さらに同社の幹部らはこの種のアプリの多くが、特に今日のハイブリッドワーク時代において顧客の現在のニーズに合致すると確信している。しかし、すべてをまとめあげる全体的な戦略は存在しているのだろうか?
この点については、同社の1年前のマーケティング用スライドから、同社が目指しているところを垣間見ることができる。
では次に、「Microsoft Cloud」を中核に据えた新たなバージョンを見てほしい。
Microsoftは「コラボレーティブアプリ」(Collaborative Apps)というコンセプトについてさまざまな表現で説明してきている。同社の幹部らが最初にコラボレーティブアプリという言葉を口にした際には、「Microsoft Teams」内で利用できる、「Microsoft Teamsアプリストア」から入手可能なアプリのように感じられた。
現在では同社の幹部らは、コラボレーティブアプリという言葉をより幅広い概念として用いている。これらはTeams内のアプリ、あるいはユーザーのアプリ内のTeamsコンポーネントとなり得るが、それだけに終わっていない。「Microsoft 365」製品群と「Dynamics 365」製品群をより緊密に連携させたいという同社の意向を考えると、コラボレーティブアプリというコンセプトはDynamics 365にもあてはまる。コラボレーティブアプリはDynamics内のアプリ、あるいはユーザーのアプリ内のDynamicsコンポーネントともなり得るのだ。
では開発者やユーザーは、進化を続けるこのコラボレーティブアプリというコンセプトをどう捉えるべきなのだろうか?筆者は、米国時間9月20日から開催された初の年次カンファレンス「Microsoft Power Platform Conference」に先立ち、同社のコラボレーティブアプリ&プラットフォーム担当プレジデントに新たに任命されたJeff Teper氏と、ビジネスアプリケーション&プラットフォーム担当コーポレートバイスプレジデントのCharles Lamanna氏に話を聞く機会を得た。