JBS、全社会議をメタバースで開催–従業員約2300人が参加

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 日本ビジネスシステムズ(JBS)は11月15日、仮想空間「JBSメタバース」を構築し、上場後初の全社会議をメタバース上で開催したと発表した。この取り組みは、社内における新たなコミュニケーション方法の検証と、顧客のビジネス支援への活用が目的だという。

 JBSでは四半期ごとに、経営情報などを共有する全社会議を開催している。以前は対面で行っていたが、コロナ禍では自社スタジオと「Microsoft Teams」の大規模配信向け機能「Teams Live」を活用し、オンラインで開催してきた。今回は上場後初、かつ期初の最も重要な会議だったことから、役員を含めた全従業員が一体感を持って新しいコミュニケーションを体感するいい機会だと判断したという。

 またJBSでは「優れたテクノロジーを、親しみやすく」という企業理念のもと、「社会のデジタル変革をリードするNo.1クラウドインテグレーター」を目指して事業を展開している。同社では、従業員が自身の業務で最新の技術に触れ、その経験を基に顧客へサービスを提供する「リアルショーケース」を重視している。次世代コミュニケーション基盤として注目されているメタバースを全従業員が体験することで、顧客のビジネスへの活用を考えるきっかけになればいいという思いもあり、メタバースでの全社会議に至った。

 JBSメタバースでは、全社会議を行う「Arena」のほか、他の従業員と交流する「Lobby」、動画コンテンツを視聴する「Library」という3つのルームを用意した。ユーザーは自分の顔写真を設定したアバターを操作し、各ルームでさまざまなコンテンツや他のアバターとの交流を楽しめる。Arenaでの全社会議はライブ配信で行い、社長のほか5人の登壇者はモーションキャプチャーで3D化し、実際に本人が操作しながら発表した。

 その結果、特に20~30代の若い世代から、挑戦を評価する声やおもしろかったという反響があったという。地域事業所の従業員や取引先に常駐しているメンバーからは、「他の従業員と一緒にその場にいる感覚になった」といった感想が多く、全社会議のテーマである「一体感の醸成」には有益だったとしている。

 一方、システム環境に関しては整備の必要性を認識したという。当日はリアルでのイベントも予定されており、出社率が高かったことから、本社では回線がひっ迫して音声や映像が乱れてしまった。PCのスペックや起動中のアプリケーションの影響でスムーズにアクセスできない従業員もいたそうだ。

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