ファミリーマートでの処方薬受け渡しサービス、対象店舗を約4500店舗に拡大
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凸版印刷の子会社おかぴファーマシーシステム(おかぴファーマシー)とファミリーマートは2023年2月から、ファミリーマートの店舗で処方薬を受け取れるサービス「ファミマシー」の対象店舗を埼玉県、千葉県、神奈川県を加えた1都3県約4500店舗に拡大する。凸版印刷が1月25日に発表した。
ファミマシーには、おかぴファーマシーが運営する医薬品宅配サービス「とどくすり」が用いられており、利用者は送料/手数料無料で最短翌日にファミリーマートの店舗で受け取れる。同サービスにより、調剤薬局に処方せんを直接持ち込む必要がなくなり、店舗の営業時間内であれば利用者のタイミングで処方薬を受け取ることが可能となる。
ファミマシーは2022年5月から、東京都の約2400店舗で提供されている。利用者からは「自分に合った場所やタイミングで薬が受け取れて便利」といった声が多く、とどくすりへの申し込みが増加したという。
利用者の60%以上は、医療機関の近隣店舗ではなく、自宅近くの店舗で受け取っている。おかぴファーマシーとファミリーマートは、利用者の利便性向上を確認できたとし、さらなる実用化に向けて対象店舗の拡大に至った。とどくすりは2023年2月中をめどにスマートフォン決済サービス「ファミペイ」に対応し、ファミペイによる薬代の支払いが可能となる。
ファミマシーの利用者は、とどくすりへの会員登録後、受診した医療機関でとどくすりの利用を希望する旨を伝える。処方せんは、医療機関からとどぐすりの提携薬局に送付される。利用者は、マイページか申込画面から受け取りを希望するファミリーマート店舗を選択後、薬剤師から電話で処方薬の説明を受ける。処方薬が店舗に到着すると認証用バーコードがメールなどで通知され、利用者はレジでバーコードを提示すると処方薬を受け取れる。
今後両社はサービスエリアの拡大を含め、地域医療の支援に貢献するとしている。また、1月26日から運用が開始される電子処方せんについても対応を進めるという。