overflow、「Offers MGR」オープンベータをリリース–開発組織の生産性向上を支援

今回は「overflow、「Offers MGR」オープンベータをリリース–開発組織の生産性向上を支援」についてご紹介します。

関連ワード (経営等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


ITエンジニア/デザイナーの副業・転職サービス「Offers」を運営するoverflowは1月26日、プロダクト開発組織の生産性向上を支援するサービス「Offers MGR(オファーズマネージャー)」のオープンベータ版をリリースした。

 労働人口は、2000年にピークを迎えて以降、減少傾向にある。その一方で、働き方は、新型コロナウイルス感染症によりリモートワークが普及したことで、2020年頃から多様化が加速。さらに、法令制度でも働き手の自由を後押しする規制緩和が続いているという。日本に人材ビジネスが誕生した1960年からのおよそ60年で「“働く”の主権が個人に移った」と代表取締役最高経営責任者(CEO)の鈴木裕斗氏は述べる。

 さらに近年では個人の働き方が変化しており、「働く価値観の変化」「副業検討層の急増」「副業転職の広まり」が起きているという。個人は、複数企業に所属できる1対nの関係を求め、フレキシブルな働き方を選択する傾向にある。コロナ禍をきっかけとして副業の検討が増加しており、その目的も報酬からスキルアップや社会貢献といった人生の可能性を広げる活動へと変化している。この変化に合わせるように、副業から正社員化する副業転職に取り組む企業も2020年から2021年で倍増している。

 実際、エンジニアコミュニティーでは副業転職が普及し始めているという。本職では学べない最新技術を学びたい、理想のキャリアを築きたいが目的の企業を理解した上で転職したいという意向から転職を前提とした副業が増えていると鈴木氏。副業転職により事業成長を実現した企業としてもSODAやGEOTRAなどの事例があるという。

 「ワーク/ライフスタイルを自分で決め、人生の手綱を自分で握る時代になっており、働き手がより自由な世界へと向かう」と鈴木氏は述べ、このような社会を「人材循環型社会」と同社では定義していると説明する。「いつでも、どこでも、誰とでも」働ける人材循環型社会に向かうための後押しをしたいという。

 人材採用に関するプロセスは、接点作りから入社までの「採用前」と、オンボーディングから事業成長サイクルまでの「採用後」に分けることができる。Offersは採用前のプロセスに、Offers MGRは採用後に対応する。

 人材循環型社会では、個人と企業は「くっつきやすく離れやすくなる」(鈴木氏)ため、1社だけで働くのではなく、同時並行的に複数の企業で働くようになるという。そのため、企業は、ヒトとの関係性を見直す必要があると鈴木氏。

 個人がより幅広く、さまざまな企業とのつながりを持つようになるため、採用前では、自社への注目をより集めるために個人との接点を増やす必要がある。それに伴い採用活動の負担も増えるが、Offersはそのような企業をサポートする。副業・複業に特化し、1200件以上の求人数により、接点を増やすことを可能にする一方で、登録者のスキルを可視化し、候補者を自動的にリストアップすることで負荷を軽減する。

 一方、採用後については、人材の能力を引き出す、人材をつなぎ止めることについて課題が多い。Offers MGRは、組織の課題解決で必要な、「個人」「チーム」「経営」といった段階的な解決に対応した仕組みが用意されているという。

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