Notion、「Notion AI」を正式リリース–ワークスペース上でのAI活用で業務効率化
今回は「Notion、「Notion AI」を正式リリース–ワークスペース上でのAI活用で業務効率化」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
コラボレーションソフトウェア「Notion」を提供するNotion Labsは米国時間2月22日、「Notion AI」の正式リリースを発表した。
Notion AIは、Notionのワークスペース上で利用できるAIサービス。AIツールを別に立ち上げることなく、日々使っているワークスペース上でAIを活用でき、業務効率化や生産性向上を実現する。
ページ全体や範囲選択した文章の情報を整理したり、会議の議事録やプロジェクト概要の要約を作成・翻訳したりすることが可能。範囲選択した文章について、文章の改善、スペルや文章の修正、文章量の調整、トーンの変更などができる。
アイデアのブレインストーミングをサポートし、メリット・デメリットのリスト化、ブログ、プレスリリース、会議のアジェンダなどさまざまなトピックスに対してドラフトを作成する。
Notion AIは、ワークスペース上でスペースもしくはスラッシュコマンドを入力するか、編集したい文章を範囲選択することでアクセスできる。Notion上で蓄積してきたナレッジや情報をそのまま生かせるため、AIの価値を最大限に引き出すことができるとNotion Labsは説明する。
Notion AIは、2022年11月にプライベートアルファ版がリリース。ウェイトリストに登録した約200万人のうち約100万人に利用され、どのように活用されたかが分析された。当初予想されたブログ、プレスリリース、メールなど文章の新規作成での活用はわずかにとどまり、作成した文章の編集が多数を占めたという。
これについて、Notion Labsは、多くのユーザーが自身で文章を作成し、Notion AIを思考のパートナーや編集者として位置づけたと考える。こうした活用実態を踏まえて設計が全面的に見直され、フォローアップのプロンプトを何度も表示する、より対話形式に近いユーザーインターフェース(UI)にするなどのアップデートが加えられた。
Notion AIは、日本語版を含め、Notionが対応する全ての言語で利用が可能。料金プランは1人月額10米ドルで、利用回数に制限はない。ワークスペースのメンバー1人につき20回までならNotion AIの機能を無料で試用できる。