旭化成エレクトロニクス、AIを搭載したサプライチェーン管理システムを導入

今回は「旭化成エレクトロニクス、AIを搭載したサプライチェーン管理システムを導入」についてご紹介します。

関連ワード (テクノロジーとサステナブルな未来、経営等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 o9ソリューションズ・ジャパンは、旭化成エレクトロニクス(AKM)がグローバルなサプライチェーンを管理するIBP(Integrated Business Planning:統合事業計画)システムの刷新に当たり、o9ソリューションズの「デジタルブレイン・プラットフォーム」を採用したと発表した。新システムは1月より本格稼働を開始している。

 デジタルブレイン・プラットフォームは、米o9 Solutionsが開発し、2014年から提供している統合型のサプライチェーン管理基盤。独自開発されたAIアルゴリズムが属人的な知識を排除するとともに、機械学習機能によって業務プロセスを自動化するなどの機能群を備えている。高速計算エンジンによる需要予測やロジスティクス管理、さらには将来的な視点に立ったプランニング能力や利益最適化など、製造・流通業の業務プロセスで必要とされる幅広い機能を提供する。

 AKMは、化合物半導体技術を生かし、さまざまな電子部品やLSIをグローバルで提供している。同社は急速な変化を繰り返しながら複雑性を増し続けているサプライチェーン環境に柔軟に対応することを急務としていた。そこで市場環境に急激な変動が生じた場合でもスピーディな対応を図ることが可能なプラットフォームとして、IBPシステムの検討を重ね、今回の採用に至った。

 AKMが今回の刷新で特にフォーカスしたのは供給計画の高度化だったという。電子部品やLSIの複雑な製造工程を、簡素化したサプライチェーンモデルとして再構築することで、高速な計算処理による集中管理された生産計画と財務計画のもと、常に利益を最大化できる最適な供給計画の立案を可能にした。

 また、AI機能を搭載したプラットフォームを導入することで、計画業務の効率化・高度化による生産性の向上を目指した。その結果、供給計画の立案や更新にかかっていた従業員の手作業による労力が大幅に軽減されたという。

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