5人のビジネスリーダーに聞く、新しい職場で好スタートを切る方法
今回は「5人のビジネスリーダーに聞く、新しい職場で好スタートを切る方法」についてご紹介します。
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以前から就きたいと思っていた仕事を手に入れたと仮定してもらいたい。望みがかなったといっても、大変なのはそこからだ。新参者は、特に上級職として職場に加わる場合には、一緒に働く人々に対して、自らの役割をこなすだけの能力があることを納得してもらう必要がある。
コンサルティング企業McKinseyの調査によると、上級マネジメント職の就任から2年後にその職責を果たせていない、あるいは満足のいく結果を出せていないと見なされているケースは最大46%に上っているという。では、どうすれば新たな仕事で活躍できるのだろうか。5人のビジネスリーダーがそれぞれ最高のアドバイスを披露してくれたので以下に紹介する。
コンサルティング企業KPMGのグローバル最高デジタル責任者(CDO)であるLisa Heneghan氏は、新たな仕事に就く人であれば必ず、自らが担当すべき範囲をできる限り早く明確に定めるべきだと述べている。
「新たな役割で仕事を始める際には、何らかの体制を作り上げる必要とともに、現在の状況を理解する必要がある一方、今後やろうとすることを明確にする必要もある」(Heneghan氏)
Heneghan氏は、自らの担当範囲をしっかり把握しておく必要があるというのは、同氏のような役割では特に重要だと述べた。というのも、CDOが遂行すべき仕事の内容については誰もがそれぞれ異なる考えを有しているためだという。
「自らの役割を明確化し、注力しようとしている物事を皆に理解してもらうことが鍵だ。そしてそれは、自らのチームとその責任をしっかりと明確化しておくということになる。なぜなら、全てを自分でやるわけにはいかないためだ」(Heneghan氏)
Heneghan氏はこの点について、新たに仕事に参加する場合、多くの時間を割いて同僚とのつながりを深めるべきだと述べた。
「ここでの成功は、聞いてもらいたいことを口にするだけでは達成できない。人々が抱えている課題に積極的に耳を傾けた上で、その情報を理解していると示す必要がある。そしてその内容をしっかり受け止めたことを示すのだ」(Heneghan氏)
Rentokil InitialにおいてIT共有サービスのグループ責任者を務めるEd Higgs氏は、新たな仕事に参入する際には以前に適用したテクニックをそのまま流用しないよう、注意しなければならないと述べている。
「私が他社で目にした最大の過ちは、どこか他のところで用いられ、うまく機能した実績のあるものをそのまま採用してしまうことだ。新たに参加する業務はすべて、今までのものとはまったく異なっている」(Higgs氏)