アドビ、デジタル人材の育成強化に向け新組織を結成–地域人材の育成も視野に
今回は「アドビ、デジタル人材の育成強化に向け新組織を結成–地域人材の育成も視野に」についてご紹介します。
関連ワード (CIO/経営等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
アドビは4月6日、社長直下の組織として「教育・DX人材開発事業本部」を新設。教育市場向けのマーケティングを統括してきた小池晴子氏が、ダイバーシティー&インクルージョン(D&I)推進担当と兼務し、同事業本部の本部長に就任したと発表した。
同事業本部では、デジタル人材の育成に関して学校教育から社会人のリスキリングまで一貫した取り組みにより支援する。取り組みとしては、学校や企業、民間における教育プログラムの提供や開発支援、産学連携による地域人材の育成支援などを計画しているという。
また、同社が特に重要だと考える「デジタルクリエイティブツールを活用した制作とコミュニケーションスキル」「デジタルマーケティングツールを活用したデータサイエンススキル」「デジタルドキュメントツールを活用したデジタルワークフロー実現スキル」――の3分野を、デジタルスキル育成の注力領域に据えるという。
同社はこれまで、デジタルエコノミーの推進やデジタルトラストの実現、デジタル人材の育成に取り組んできた。特に、デジタル人材の育成は喫緊の課題として注力してきた。
以前から取り組む、教育機関に向けた同社のクリエイティブツールの提供や、授業内外での活用支援のほか、同社のツールを教育現場で活用するイノベーティブな教員認定組織「Adobe Education Leader」に向けた授業の実践支援や教員向けワークショップの開催などのサポートも、新組織では継続と拡大を図るとしている。
同事業本部 本部長の小池氏は、教育関連企業で通信教育事業、教室事業などの商品開発責任者を務めた後、米国のEdTechベンチャーの日本オフィス立ち上げに参画。2017年にアドビに入社した後、マーケティング部で教育市場への働きかけをリードした。2022年12月からマーケティング本部 執行役員を務め、2023年4月に同事業本部の本部長に着任した。