オープンソースのWebAssemblyサーバレス基盤「Wasm Workers Server 1.3」リリース。Gitリポジトリからコードをロードして実行可能に
今回は「オープンソースのWebAssemblyサーバレス基盤「Wasm Workers Server 1.3」リリース。Gitリポジトリからコードをロードして実行可能に」についてご紹介します。
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本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
VMware Wasm Labsは、WebAssemblyのWorkerをNode.jsやDenoのようにサーバサイドでイベントドリブンに実行できる「Wasm Workers Server」の最新版「Wasm Workers Server 1.3」をリリースしました。
Wasm Workers Server 1.3 is out! The project continues evolving. Here you have the main features:
Run projects directly from remote Git repositories
New read-only administration panel
Bump all main dependencies like Wasmtime#WebAssemblyhttps://t.co/MHnuH5LGbe— Wasm Labs (@vmwwasm) June 30, 2023
Wasm Workers Serverは、WebAssemblyランタイムであるWasmtimeの上に構築されているサーバレス基盤です。
わずか1分で簡単にインストール可能と説明されています。
Wasm Workers Serverのディレクトリに保存されたWorkerとなるモジュールファイルが、WebブラウザなどからのHTTPリクエストによって起動、実行され、結果を返す、といった処理が可能です。
デフォルトではWebAssemblyもしくはJavaScriptで記述されたモジュールが実行可能です。このときJavaScriptはWebAssemblyで記述されたJavaScriptランタイムの上で実行されます。
また同様にWebAssembly版のRubyランタイム、Pythonランタイムを用いることで、Wasm Workers ServerのモジュールとしてRubyとPythonのコードを実行することも可能になっています。
参考: オープンソースのWebAssemblyサーバレス基盤「Wasm Workers Server 1.0」正式リリース。RubyとPythonのWASMランタイムに対応し、Ruby/Pythonでの記述が可能に
リモートのGitからコードをダウンロードして実行
今回の新バージョンWasm Workers Server 1.3では、リモートのGitリポジトリからコードをダウンロードして実行できるようになりました。
「–install-runtimes」フラグによって自動的に言語の(RubyもしくはPythonのWebAssembly版)ランタイムをプルしてくることで、コードを取得してそのまま実行可能としています。
また、Go言語のSDKが用意されたことで、Go言語をWebAssemblyにコンパイルしてWasm Workers Server 1.3上で実行可能となりました。
JavaScriptのワーカーにおいて、本バージョンでasyncメソッドに対応しました。コードの中で非同期のハンドラなどを記述できるようになりました。
GUIによるコントロールパネルが搭載
これまでCUIしか持たなかったWasm Workers ServerにGUIによる管理画面が登場しました。将来さらにこの画面に機能追加されていく計画です。