マイクロソフト、「.NET MAUI extension for Visual Studio Code」リリース。VSCodeからiOSやAndroidの実機やエミュレータでのデバッグなど可能に
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マイクロソフトは、Visual Studio Codeでクロスプラットフォーム対応のUIライブラリである.NET MAUIを用いたアプリケーション開発を容易にする拡張機能「.NET MAUI extension for Visual Studio Code」(以下、.NET MAUI extension)をリリースしました。
.NET MAUIは、.NETアプリケーションにおいて単一コードでクロスプラットフォーム対応のユーザーインターフェイスを構成できるライブラリとして開発が行われ、昨年(2022年)5月に正式バージョンが登場し、11月に登場した.NET 7にバンドルされた「.NET MAUI for .NET 7」となりました。
今後.NET MAUIは.NET本体と同時にアップデートされる予定です。
Visual Studio Codeの拡張機能として公開
.NET MAUI extensionは、Visual Studio Codeの拡張機能として公開されており、Visual Studio Codeにインストールすることで.NET MAUIを用いた開発を効率的にしてくれます。
具体的には、高度なIntelliSenseなどC#の開発環境を実現する「C# Extension」「C# Dev Kit」、そして本体となる.NET MAUI Extensionから構成されます。
最大の特徴はiOSやAndroidの実機やエミュレータなどをターゲットにしたデバッグなどが可能になることです。
このとき、Visual Studio Codeを実行しているホストOSの種類によって、対応するターゲットが異なります。
Windows上でVisual Studio Codeを実行している場合、ローカルのWindowsマシンとAndroidデバイス、Androidエミュレータをターゲットにできます。
macOS上でVisual Studio Codeを実行している場合、ローカルのMacと iOSの実機もしくはシミュレータ、そしてAndroidデバイスもしくはエミュレータをターゲットにできます。
Linux上でVisual Studio Codeを実行している場合、Androidエミュレータをターゲットにできます。