「Raspberry Pi」を代替するSBC–さまざまな特徴を持つボード5選
今回は「「Raspberry Pi」を代替するSBC–さまざまな特徴を持つボード5選」についてご紹介します。
関連ワード (ラズパイをより身近に、開発等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
1台のPCを1つのプロジェクトのためだけに使用するのは、やりすぎな場合もある。そういうときに便利なのがシングルボードコンピューター(SBC)だ。最も知名度の高いSBCは間違いなく「Raspberry Pi」だろう。その多用途性や省電力性、信頼性、使いやすさは世界的によく知られている。
だからといって、検討に値するRaspberry Piの代替SBCが存在しないわけではない。
Raspberry Piの代替品を使用すれば、より高度なパフォーマンス、AI、VRサポート、産業用途に対応したボード、プログラミングや教育製品に適したボードなど、ユニークな機能をプロジェクトで利用することが可能になる。ChatGPTアプリケーションを利用したい場合にも有効かもしれない。単純にRaspberry Piよりも小型のSBCが欲しい、という人もいるかもしれない。2023年にRaspberry Piの新バージョンがリリースされないことを考えると、今は新しいSBCを試す絶好の機会だ。
「Le Potato」は、機能とコストパフォーマンスが優れていることから、米ZDNETが総合的に最も高く評価したシングルボードコンピューターだ。Le Potatoは、初心者にも愛好家にも適した堅固なシングルボードコンピューターであることを証明した。本記事を読み進めて、そのほかの優れたRaspberry Pi代替品のプロセッサーの種類やグラフィックス、RAM、速度を確認してほしい。
Libre Computer Board AML-S905X-CC(Le Potato)の技術仕様:プロセッサー:「Amlogic S905X」SoC | グラフィックス:「Mali-450」GPU | RAM:最大2GBのDDR3 SDRAM | 接続端子:USB 2.0 Type A×4 | ポート:HDMI 2.0 | ストレージ拡張:microSDカードスロット | インターフェース:eMMCインターフェース | 速度:100Mbファストイーサネット
このLibre Computer Boardは、非常に手頃な価格で購入できる堅実なシングルボードコンピューターだ。SBCを初めて試してみたいが、それほど多額の投資はしたくないと思っている人にとって、理想的な選択肢だ。
さらに、microSDカードで大容量のストレージを追加することも可能なので、頻繁に使用したい人にも最適だ。圧倒的な速度が出るわけではなく、大量のリソースを必要とするプロジェクトにも適さないが、このボードは素晴らしい機能群をわずか35ドルで提供する。
ASUS Tinker Board S R2.0の技術仕様:プロセッサー:Rockchipのクアッドコア、1.8GHzの「RK3288」 | グラフィックス:Armの「Mali-T764」GPU | RAM:2GBのデュアルチャネルLPDDR3 | 帯域幅:802.11 b/g/n | Bluetooth:V4.0 + EDR | 速度:16GBのeMMC
このボードは、ホビイストにとって理想的かつ魅力的な機能を多数備えている。われわれが特に評価しているのは、色分けされたGPIOヘッダーだ。そのおかげで、それぞれのピンヘッダーを簡単に認識することができる。ボードの表面に詳細なシルクスクリーン印刷が施されているため、何がどこにあるのかすぐに分かる。
ASUS Tinker Boardは優れたプロセッサーを備えており、16GBのeMMCの速度はほとんどのプロジェクトに十分な性能を提供する。HDおよびUHD(4K)動画のサポートや、LANやUSBを含むさまざまなポートも備えている。