レコチョク、ChatGPT利用環境「RecoChat with AI」構築–試用での意見受け改善図る

今回は「レコチョク、ChatGPT利用環境「RecoChat with AI」構築–試用での意見受け改善図る」についてご紹介します。

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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 レコチョクは8月7日、生産性向上の一環として、Microsoftの「Azure OpenAI Service」を採用したと発表した。社内で「ChatGPT」を利用できる環境として「RecoChat with AI」を構築し、同日付で運用を開始した。

 希望者にはそのほかのサービスも利用可能にし、ChatGPTの有料版「ChatGPT Plus」では最新機能での技術検証、AIを活用したコーディング支援機能「Github Copilot for Business」では開発効率の向上を図る。

 レコチョクは2022年末から、ChatGPTをはじめとする大規模言語モデル(LLM)を活用したプログラミング開発や運用において、業務効率を加速させる可能性を検証してきたという。

 2023年6月には、生成AIの積極的な活用による音楽市場への新たな価値提供を目的とした「with AI プロジェクト」を発足。7月には、業務で生成AIを利用する際の注意事項をまとめた「生成AIの利用ガイドライン」を制定し、生成AIの適切な利用方法や注意事項を示すなど、RecoChat with AIの導入に向けて準備を進めてきた。

 Azure OpenAI Serviceの採用は、社内システムとの親和性、セキュリティ、管理運用面のほか、入力情報がモデル学習に使用されないことを重要だと判断して決定した。レコチョクはまず、個々の業務でChatGPTを活用し、その後、社内問い合わせ用のチャットボットや業務システムとの連携をスムーズに行う機能などの開発を予定している。

 生成AIを先行試用した従業員からは「回答が不適切な場合がある」「質問の意図が正しく理解されないことがある」といった意見や、活用時の「プロンプトの重要性」といった課題も挙がっているという。そこで同社は、8月中に外部有識者による勉強会を実施するほか、社内ナレッジの共有など、全社で生成AIを活用できる環境を構築するとしている。そして社内で培ったノウハウを基に、バリューチェーンにおける業務効率化の支援を2024年から提供する予定だという。

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