CCIとanynext、データクリーンルーム活用したデータ駆動型マーケティングを実証実験
今回は「CCIとanynext、データクリーンルーム活用したデータ駆動型マーケティングを実証実験」についてご紹介します。
関連ワード (マーケティング等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
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デジタルマーケティングを手掛けるCARTA COMMUNICATIONS(CCI)は8月23日、女性用下着や美容商品を企画・販売するanynextと共同で、ヤフーのデータクリーンルーム「Yahoo! Data Xross」(YDX)を活用したデータ駆動型マーケティングの実証実験を9月に開始すると発表した。
昨今、サードパーティークッキーやモバイル広告識別子への規制強化によって、マーケティング施策の計測精度の低下やリターゲティング広告をはじめとするパーソナライズド広告の配信性能の低下などが課題となっている。また、2023年4月に施行された「改正個人情報保護法」により、データのプライバシーやセキュリティに配慮したマーケティング戦略の実現が急がれている。
そこでCCIとanynextは、YDXを活用することで従来型のクッキーに依存しない安⼼安全なデータ駆動型のマーケティングモデルを実践するとともに、そのマーケティング効果の最大化を目指して実証実験を開始する。
具体的には、(1)Yahoo! JAPANが保有する購買意向や興味関⼼などのデータを活用した統合顧客分析と、(2)その分析結果に基づく予測LTV(Predictive-Life Time Value)の算出、(3)予測LTVに基づく優良顧客のクラスタリング、(4)同クラスターを活用したYahoo!広告の広告配信と効果検証――を予定している。
YDXは、会員情報や購買情報、ウェブサイト訪問やメール配信にひも付くユーザー行動データなどの企業が保有するファーストパーティーデータを、プライバシーとセキュリティを配慮した安全な環境で取り扱い、Yahoo! JAPANが保有する購買意向や興味関⼼などのデータを用いて分析できるデータクリーンルームソリューションになる。
CCIは、クッキーレスに対応したデジタルコミュニケーション戦略の推進を支援するためのデータマーケティングサービス「Data Dig」を提供している。今回の取り組みを通じてデータのプライバシーやセキュリティを最重要視しながら、クッキーレスに対応した高度な分析に基づくマーケティング活用を支援し、ポストクッキー時代に求められる「ファーストパーティーデータドリブンマーケティングモデル」の開発を推進するとしている。