[速報]Google、PostgreSQLにAI対応を組み込んだ「AlloyDB AI」発表、オンプレミスでも他社クラウドでも利用可能に。Google Cloud Next '23
今回は「[速報]Google、PostgreSQLにAI対応を組み込んだ「AlloyDB AI」発表、オンプレミスでも他社クラウドでも利用可能に。Google Cloud Next '23」についてご紹介します。
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本記事は、Publickey様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
Googleは、日本時間の明日午前1時から開催されるイベント「Google Cloud Next ’23」で、同社が提供するPostgreSQL互換のデータベース「AlloyDB」にAI対応機能を組み込んだ「AlloyDB AI」を発表します。
(本記事はGoogleによる事前発表の内容に基づいています。29日午前1時に開始されるGoogle Cloud Next ’23の基調講演後に更新予定です)
AlloyDB AIは、データベース内に保存されているデータをAIと組み合わせて利用しやすくする機能を搭載しており、企業などが持つ商品データや顧客データなどをAIで活用するアプリケーション構築を容易にします。
一般に、企業がAIや機械学習を利用したアプリケーションを開発する場合、既存の大規模言語モデルなどをそのまま利用するのではなく、自社製品のデータや顧客のデータなど、自社固有のデータと既存のAIなどと組み合わせることを想定するケースが少なくないでしょう。
今回発表されたAlloyDB AIは、このAlloyDBにAI機能を搭載したことで、データベースのデータをベースとしたAIアプリケーションを、SQL文などによって容易に開発可能にするものです。
PostgreSQL互換のデータベース機能に加えて、主に以下の3つの機能を備えています。
エンベディングの容易な生成
データベース内のデータから簡単にエンベディングを生成。またSQL文でGoogleのエンベディングモデルへのアクセスも可能。
高速なベクトルクエリ
AlloyDBクエリ処理エンジンなどにより、PostgreSQLの標準機能よりも10倍高速なベクトルクエリを実現。
既存のAIエコシステムとの統合
LangChainや今後提供されるVertex AI拡張機能などにより、SQLによるリモートにあるVertex AIのモデルなどにアクセス可能に。
AlloyDB AIはソフトウェアの「AlloyDB Omni」でプレビュー提供
もともとAlloyDBは、PostgreSQL互換のエンタープライズ向け高性能データベースサービスとして、2022年12月に正式版となりました。
参考:Google Cloud、エンタープライズ向け高性能DB「AlloyDB for PostgreSQL」正式サービスとして提供開始、Amazon Aurora対抗の位置づけ - Publickey
オンプレミス向けのソフトウェア「AlloyDB Omni」もテクニカルプレビューとして提供されています。
参考:Google Cloud、高性能化したPostgreSQL互換「AlloyDB」のオンプレミス向けソフトウェア「AlloyDB Omni」発表。開発環境での利用は無料
今回発表されたAlloyDB AIは、まずこのソフトウェア版となるAlloyDB Omniで提供されます。そのためオンプレミスや他社のクラウドなどでもAlloyDB AIの機能が利用可能となります。
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