Acompany、データクリーンルーム「AutoPrivacy」を本格展開
今回は「Acompany、データクリーンルーム「AutoPrivacy」を本格展開」についてご紹介します。
関連ワード (ビッグデータ等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
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Acompanyは8月30日、プライバシーとセキュリティを重視した安全なデータコラボレーションを可能にするデータクリーンルームソリューション「AutoPrivacy」を本格展開すると発表した。
データクリーンルームは、個人のプライバシーを保護しつつ、複数事業者のデータを掛け合わせて活用する環境。AutoPrivacyが提供するデータクリーンルームは、同社が持つ秘密計算や連合学習などの技術によるプライバシー保護と、複数事業者間のデータ連携を実現する環境になる。
昨今、データを活用した新規事業の創造やデータトリブン経営に注目が集まっている。一方で、欧州連合(EU)の「一般データ保護規則」(GDPR)や日本の「個人情報保護法」といった規制が強化されつつある。このような状況を解決する手段として、データクリーンルームに注目が集まっているという。
Acompanyは2018年6月に創業のスタートアップ。「プライバシーテックで社会課題を解決する」をミッションに掲げる。プライバシーテックとは、個人のプライバシーを保護するための技術を指す。パーソナルデータが企業などにより大量に保有されている今、個人に対して安全なデータの保全や活用が必要となっており、こうした課題を解決するため、データを暗号化したまま高度な分析が可能な「秘密計算」、元のデータから類似データを生成する「合成データ」、個人の特定を困難にする「k-匿名化」といった技術が開発されたとしている。