マクニカら、南紀白浜空港の制限エリアで自動運転走行を実証

今回は「マクニカら、南紀白浜空港の制限エリアで自動運転走行を実証」についてご紹介します。

関連ワード (経営等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 南紀白浜エアポート、NEC、マクニカは、和歌山県の南紀白浜空港で自動運転走行の実証実験を実施する。国際/国内線の保安検査を通過した先の制限エリアで、仏NAVYAの自動運転車両「EVO(エヴォ)」を走らせる。マクニカが7月19日に発表した。7月19~20日に走行ルートのデータを取得し、8月19~24日にEVOを走らせる。

 同実証では、夜間を含め1日4回に分けて行う。空港施設の維持・保守用の車両が通行する場周道路を使い、EVOが指定の時間に空港の最南端までのルートを往復で自動運転する。同実証を通して、制限エリア内の走行自動化に関する知見の蓄積や課題の発見を図り、空港メンテナンスへの活用などに生かす。

 公共インフラの維持管理に必要な人員の確保はインフラ事業者の共通課題だが、広大な管理面積を有する空港もデジタル技術を活用して効率的な運用を行うことが求められているという。

 こうした状況の中、南紀白浜空港では省人化に加え、制限エリア内におけるヒューマンエラーの防止を目的に自動運転走行の実証実験を実施する。将来的には、同空港内に整備したローカル5G(私設型5G)と組み合わせ、点検車両が自動走行して映像データを遠隔で点検したり、人工知能(AI)が異常を検知したりすることを目指す。

 さらに、南紀白浜空港で実証実験を行っている「MR空港体験」などにおいて、参加者が制限エリア内を移動する際に活用し、エンターテインメント性の向上も図る。8月19日から開催される体験会では、一般の参加者もEVOに乗車し、場周道路を走行できる。

 今後は自動運転の取り組みを空港外にも展開し、車などを自分で運転できない人々が日常使いできる移動手段へと発展させ、紀南エリア全体における二次交通の課題解決を目指す。加えて、自動運転車両をはじめとした電気自動車を空港業務に活用することで、空港における脱炭素の取り組みも推進する。

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