レノボ、F1とITのテクノロジーを象徴する新型トロフィーを開発
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Lenovoは、9月24日に決勝レースが開催されるF1日本グランプリ(GP、三重県・鈴鹿サーキット)で、F1とITの先進的なテクノロジーを象徴する新しいトロフィー「Kiss-activated Trophy」を開発し、表彰式でレースに優勝したドライバーへ贈呈する。決勝レースを前にトロフィーのデザイン担当者が日本のメディアに開発の経緯などを説明した。
同社は、2023年シーズンのF1レースでスポンサーとなっており、日本GPと日本時間10月26日に決勝が行われる米国GP(テキサス州オースチン)の2つのレースで、冠スポンサーを務める。今回のKiss-activated Trophyの開発は、両レースを盛り上げる企画として行ったという。
F1では、決勝レースの上位3位までのドライバーに表彰式でトロフィーが贈られる。Kiss-activated Trophyを企画したコーポレート・マーケティング担当エグゼクティブ・クリエイティブディレクターのPhilip Marchington氏は、「トロフィーは勝利者をたたえるものだが、時代に応じて意味合いも変化する。F1は世界のスポーツの中で最もテクノロジーが進化しており、当社もテクノロジー企業として一番いい形で示し、世界中のファンにも感動を与えることができる、前例のないことに挑戦したいと考えた」と経緯を明かす。
Kiss-activated Trophyは、表彰台でドライバーがトロフィーに記された「KiSS ME」という部分にキスをすると、そのドライバーの国籍を表現する色が光り、国旗のデザインが浮かび上がると同時に国歌が流れる。表彰台でレースの勝利に酔いしれるドライバーの琴線に触れる粋な演出となっている。
日本GPでドライバーに贈られるKiss-activated Trophyは、日本オリジナルのデザインになるという。デザインは、世界的な高級車の優美なデザインを手掛けるPininfarina Americaで、デザインおよびアーキテクチャーの責任者を務めるPaolo Trevisan氏が担当。日本GP用のKiss-activated Trophyは、日本の陶器が持つ美しくスマートな形状や白色をモチーフにしたといい、表面にレースのスピード感を優美に表現しつつ、本体上部はLenovoのロゴや、F1カーのエアインテーク(動力部や冷却部への空気の取り入れ口)をイメージした。
「トロフィーは基本的なデザインが変わらないものでありながら、先進テクノロジーを表現するという新しい挑戦だった。伝統的なデザインから大きくかけ離れてしまうことがないよう、それでいてドライバーが持ちやすく、また、モータースポーツの先進性をイメージでき、ドライバーに新しい体験を提供できることを意図した」(Trevisan氏)
Marchington氏によると、Kiss-activated Trophyでは、レースに出場する20人のドライバーに応じた演出プログラムがあらかじめ設定されている。表彰式でトロフィーにキスをするドライバーに応じて演出プログラムが実行されるが、実はトロフィーにドライバーを自動認識する機能が実装されているわけではなく、レース後に順位が確定した時点で、遠隔から手動操作により実行するプログラムを指定しているとのことだ。