Deel、企業の米国進出を後押しする機能を提供–PEO、米国給与計算、給与計算コネクト
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企業の海外人材雇用をサポートするDeelは、「専門家雇用組織(PEO)」「米国給与計算」「給与計算コネクト」の3機能を提供開始した。
Deelでは、企業規模に関わらず、米国に進出し、よりグローバルな市場を開拓したい企業を支援している。米国は日本企業にとって進出需要が高い国の1つであり、米国市場で成功した場合、米国のみでなくグローバル市場全体を見据えた事業拡大を見込むことができるという。
一方、多国籍企業が米国進出を始める際、「米国と米国以外の人材を統合した人材管理が難しい」「米国において、福利厚生の管理が複雑で手間やコストがかかる」「国によって給与計算のプラットフォームが異なり、国をまたいだ給与管理にミスが生じてしまうことがある」などの課題があるとDeelは述べる。
そこで日本をはじめとした海外の多国籍企業が米国を含む各国の人材を統合して管理でき、コストを最小化できるよう、今回の機能を発表するに至ったという。
PEOは、「Professional Employer Organization」の略で、顧客企業の従業員に対し給与、諸手当の支払い、その他人事上の責任を負う。Deelが提供するPEO機能を利用することで、企業は米国における給与計算、人事、報告、福利厚生の管理業務をDeelに移管できる。Deelでは給与税のコンプライアンスを保証し、解雇や労災請求といった従業員に関連する問題の処理も対応する。
米国給与計算・福利厚生管理では、企業が組織する米国チームへの給与支払いを短時間で完結できるようにする。加えてDeelのプラットフォーム上で、従業員の福利厚生登録を自動化することも可能。企業側は給与計算、給与支払い、福利厚生などを一元管理することができる。
給与計算コネクトは、世界各国に労働力を持つ企業に向けたサービス。ある国ではDeelで給与計算を実行するのに対し、他の国では別の給与計算方法を利用する場合、Deelのプラットフォーム上で給与計算を統合することを可能にする。
今回の発表により、日本を含む各国の企業がより障壁低く米国進出に挑戦できるよう、後押ししたいとの考えをDeelは示す。