東京ガスiネット、東京ガスグループ全体のIT投資管理基盤として「Apptio」採用
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Apptioは、東京ガスiネットが東京ガスグループ全体のIT投資管理基盤として、IT投資可視化・最適化ソリューション「Apptio」を採用したと発表した。
東京ガスiネットは今回の導入により、東京ガスグループのIT投資価値の向上、コストの継続的な最適化、それを支えるIT部門の機能強化をめざす。
ApptioはTechnology Business Management(TBM)を実現するSaaSソリューションとして全世界で1800社以上の導入実績をもつ。TBMは、ITリソースから事業部門のニーズまでを統合的にマネジメントするメソドロジー。Apptioの創業者であるSunny Gupta氏が2007年に提唱し、誕生した。テクノロジーの経営資源(ヒト・モノ・カネ)と投資ニーズを統合的にマネジメントするためのベストプラクティスとして知られている。
従来、東京ガスグループのITインフラは、分社化や各事業での個別最適化の影響で多数のシステムが存在していた。そのため、新規ビジネスに必要な投資確保のための既存支出最適化に取り組むべき中で、最適化すべき領域の特定が困難となっていた。
東京ガスiネットでは、Apptioが世界の2000近い企業が利用するベストプラクティスであり、これらを短期間で導入できることと他社の実績をベンチマークとして利用できるとして採用を決定した。
今後は、グローバルベストプラクティスであるTBMに基づいたITコストモデルの構造化・可視化を進めるとともに、事業部を始めとするデジタル戦略におけるステイクホルダーに必要なコストデータの可視化に取り組む。併せて、Apptioを活用することによる、IT投資管理のデータ集計や加工業務の省力化、共通インフラ費用配賦業務の効率化もめざす。
また中長期では、ApptioとTBMのノウハウを活用したIT投資管理の高度化によって、全社ITコストの中での優先順位の議論や意思決定の迅速化、IT投資対効果の把握に基づく適切なIT投資のスリム化・合理化をめざすという。