経営陣に技術について知ってもらうための6つのヒント

今回は「経営陣に技術について知ってもらうための6つのヒント」についてご紹介します。

関連ワード (CIO/経営等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 今やあらゆる企業がテクノロジー企業になったと言われているが、それはもっともらしいキャッチフレーズに過ぎない。Accentureが最近実施した調査によれば、「テクノロジーを有意義な形で統合する」ための戦略策定を進めている企業はわずか21%だった。

 問題は、ビジネス畑の企業幹部は、ノートPCやスマホは使えても、技術についてそれ以上のことは理解していないということだ。

 Accentureは、「障害となっているのは、あなたやあなたの会社の経営陣の技術に対する考え方や、経営陣が技術についてのアイデアに制限をかけていることかもしれない」と述べている。「経営陣には、当然ながら、自社の製品や顧客、ビジネスモデル、バランスシートについて総合的に理解していることが求められている。しかし同時に、それらの経営陣は、テクノロジーや、それらのテクノロジーが自社のビジネスにもたらす潜在的な影響についても深く理解しているべきだ。しかし、多くの企業ではそうなっていない」

 一部の企業では、技術に精通した人材がトップにまで上り詰めていると指摘する専門家もいる。例えば、JPMorgan Chaseでは、最高経営責任者(CEO)のJamie Dimon氏が、年次報告書の中で技術を深く理解していることを示した。BMC Softwareのデジタルビジネスオートメーション担当プレジデントGur Steif氏は、「Dimon氏はクラウド化への道のりについてそれがどのくらい難しいことで、いくつのアプリケーションをリファクタリングする必要があるかについて語っている」と指摘した。

 「私が驚いたのは、アプリケーションが4000もあることや、何かが難しいとか簡単だとかいうことではない」とSteif氏は言う。「私が驚いたのは、5年前であれば、銀行のCEOがアプリケーションのリファクタリングについて口にすることなどなかったということだ。今では、銀行のCEOが、クラウドを利用するためにリファクタリングが必要なアプリケーションの数について語るようになった」

 近い将来、技術に詳しい人が担う役割は、コーディングや開発以外にも広がるかもしれない。技術の専門家は教育者となり、幹部にテクノロジーに関する必要な知識を教える短期集中コースを提供しなければならなくなるだろう。その上、その知識を定期的にアップデートする必要もある。以下では、技術の専門家が企業の幹部を教育するためのコツをいくつか紹介したい。

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