アップル「M3/M3 Pro/M3 Max」チップまとめ–前世代から大幅に向上した性能

今回は「アップル「M3/M3 Pro/M3 Max」チップまとめ–前世代から大幅に向上した性能」についてご紹介します。

関連ワード (クライアント等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 Appleの「M1」チップが登場したのがわずか3年前のことだというのは、信じがたいことだ(その1年後に「M1 Pro」および「M1 Max」チップが登場した)。さらに信じがたいのは、新しい「M3」シリーズのプロセッサー群がそれら旧世代のプロセッサー群の性能をはるかに凌駕していることだ。

 Appleは2023年、標準のM3、「M3 Pro」「M3 Max」の3種類のチップを同時に発表した。これらのチップを見れば、Appleが数年間でいかに大きな進歩を遂げたのかが分かる。

 新しいM3シリーズのチップは、3ナノメートルのアーキテクチャーと、Appleが旧世代の「M」シリーズプロセッサーで学習したすべてのことを使って構築されている。

 これらのチップは、高性能コアと高効率コアを備えたCPU、GPU、そして、16コアのオンボード「Neural Engine」で構成されている。CPUコアは、改良された分岐予測によって、効率が向上している。高性能コアはより幅広いデコードおよび実行エンジンを備えており、高効率コアはより高度な実行エンジンを搭載している。これらはすべて全体的な性能と効率の向上に寄与する。

 オンデバイス機械学習などのタスクを処理するNeural Engineは、以前のチップに搭載されていたものよりも最大60%高速である。

 さらに、H.264およびHEVCハードウェアアクセラレーション、「ProRes」と「ProRes RAW」のサポート、YouTubeやNetflixなどの動画をより効率的に処理するAV1デコードエンジンを提供する、改良されたメディアエンジンもある。

 前世代と同様、M3チップが実行するあらゆることの根幹には、電力効率がある。M1と比較すると、M3のCPUとGPUは半分の電力で同じパフォーマンスを提供することが可能だ。

 12コアのノートPC向けチップと比較すると、M3のCPUはわずか4分の1の電力、GPUはわずか5分の1の電力で同じパフォーマンスを提供することができる。

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