AVEVA と日本IBM、低炭素実現に向け戦略的提携を実施–製造業のエネルギー転換を支援
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AVEVAは11月15日、日本IBMの「サステナビリティ・イニシアチブ」に協力し、低炭素の未来を目指す日本の製造業への対応に向けた両社のパートナーシップを強化すると発表した。
AVEVAは産業用ソフトウェアを提供するグローバル企業で、独創的なソリューションにより適切に世界中の資源の有効活用をサポートしている。100カ国以上、2万社以上の企業が、安全で信頼できるエネルギー、食糧、医薬品、インフラなどの生活必需品を提供するために AVEVA製品を活用しているという。
両社のパートナーシップは、2019年に開始されており、資産最適化センター(AOC)ソリューションを開発している。AOCを利用することで、プラントに関わるすべての関係者が共通のデジタルプラットフォーム上で業務できるようになる。これにより既存資産における脱炭素化目標の達成や新しい低炭素施設の設計を支援できる。なお同ソリューションは、東京にある日本IBM のイノベーションスタジオにおいて展示し、デモを行っている。
AOCのデモでは、「AVEVA Unified Operations Center」、「AVEVA Asset Information Management」、「AVEVA PI System」 の各テクノロジーと、IBMの「Maximo Application Suite」を組み合わせることによって、化学、鉄鋼、石油/ガス、EPC(Engineering, Procurement and Construction)などの製造業における水素イニシアチブの加速について紹介されている。
AVEVA Unified Operations Centerは、さまざまなソースからの情報を 単一のグラフィカルな環境に統合してエンタープライズで可視化する機能を備えており、プロセスおよびインフラストラクチャの運用を幅広く把握できる。
AVEVA Asset Information Managementはエンジニアリングプロジェクトと資産パフォーマンス管理戦略の基盤となるクラウドベースの産業用データソリューションで、資産のライフサイクル全体にわたる Single Source of Truth(信頼できる唯一の情報源)を継続的に更新する。
AVEVA PI Systemは、産業環境の問題を克服するために特別に構築されたデータ管理ソリューション。あらゆる場所やソースからデータを収集・保存し、ビジネスの最適化に必要なインサイトを迅速に抽出することができる。
IBM Maximo Application Suiteは、資産の監視、管理、予知保全、信頼性プランニングを実施するための製品群。クラウドベースの単一プラットフォームで、AI、IoTによる分析を行い企業がもつ資産のパフォーマンスを最適化する。