NEC、マーケティング企業のCCIとAI活用の広告考査支援を実証実験
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NECとデジタルマーケティング企業のCARTA COMMUNICATIONS(CCI)は、AIを活用した広告考査支援に向けた実証実験を7月から実施し、2025年度中に広告考査支援システムの実用化を目指すと発表した。
広告考査とは、テレビ、新聞、雑誌、ラジオ、デジタル広告、交通広告などの各広告媒体へ出稿をする際、CM映像やバナー広告などの広告素材が、景表法や薬機法などの法規制、不動産やお酒などに関する各種業界団体が定めた自主規制、各媒体が独自に定めた規定に準拠しているかを、広告代理店や媒体社が確認する業務。
従来の広告考査業務では多くの場合、考査基準を基に目視による広告素材の確認が行われているが、デジタル広告の需要増に伴って広告審査数も増加しており、作業者の膨大な負担や作業者自体の人手不足が課題となっている。
広告考査支援システムと今回の実証実験では、NECのAIに関する開発力や放送システムの知見とCCIのデジタル広告の考査に関する知見を活用する。実証実験では、第一段階として、(1)広告主体者などの必須ワードや最大級表現といったNGワードの表記に関するテキスト考査支援、(2)企業/商品ロゴやキャラクター識別の考査支援、(3)広告画像の枠線検出の考査支援――について実証する。(3)に関しては、広告表示領域とコンテンツ領域を区分けするため、広告に外枠を設ける必要があり、外枠の検出を支援する。