Deel、「仕事に関する7つのトレンド」2024年版–「仕事中における『機内モード』活用」など
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米国のグローバルHR企業であるDeelは、世界各国で同社が支援している事例を踏まえ、2024年に予測される「仕事に関する7つのトレンド」を発表した。
それらは、(1)仕事中における「機内モード」の活用、(2)「スキルファースト」雇用の浸透、(3)怒りに任せて転職活動をしてみる、(4)「1週間に5日出社する」という概念の終えん、(5)「Queenagers(クイーンネージャー)」の台頭、(6)「Social Side Gigging(ソーシャルサイドギギング)」の強まり、(7)オンライン会議内でのバーチャル背景の減少ーーとなっている。
(1)は従業員の集中力を高めるために一定時間、機内モードをオンにする取り組みのことをいう。ある企業では、機内モードの時間を読書、ブレインストーミング、その他従業員が集中力を高めるのに役立つことに費やすことを提案しているという。
(2)は大卒資格や前職でのキャリアがなくても、適切なスキルを持っていればその仕事に適任であるという考えが浸透し始めていることを指す。
(3)は昇進を見送られた、職場で不当な扱いを受けているなどの解決策の1つとして挙げられた。職場に不満がある場合、思い切って他社のポジションに応募することで、ストレス発散と自身の市場価値の確認を同時に行える。
(4)では、従業員をオフィスに出社させる動きが強まるなか、従業員・経営者双方が、日々の通勤にかかる時間やコストなどの問題に再度直面し、疑問を抱きはじめているとしている。そのため在宅勤務は依然として減ることなく定着し続けるという。
(5)の「Queenagers」は1980年代ごろからキャリアをスタートし、強い意志と野望で壁を破ってきた女性たちのこと。彼女たちが今後ますます台頭してくると予測している。Queenagersは年齢層が45〜65歳、ある程度大きくなった子供がおり、比較的高収入である傾向がある。
(6)の「Social Side Gigging」とは週末に社会的交流の多い仕事に就くこと。在宅勤務が普及することで不足しがちな社会的な交流を補うために行われるとし、飲食店やバーテンダーなどの職種が人気だという。
(7)は、オンライン会議においてバーチャル背景ではなく自分の一部として実際の背景を見せること、そのために整理整頓することが重視されるという予測だ。ここ数年SNS上のフィルターや「Photoshop」の過度な使用を控えようという動きが背景になっているという。