小売業を変革する「九州リテールメディアフェデレーション」発足–トライアルら参画
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マーケティングソリューションを展開するSalesPlusは、トライアルカンパニー(トライアル)、ほか3社の九州地方を拠点とする小売企業とともにリテールメディアの連携・拡大を目的とする連合会「九州リテールメディアフェデレーション」を発足したと発表した。
SalesPlusは、トライアルカンパニーのグループ会社Retail AIと電通グループの共同出資で設立された。同連合会では、SalesPlusが事務局となる。2023年12月に開催された連合会の意見交換会には、小売企業や広告代理店、地元のマスメディアなどの8社約30人が参加したという。
同連合会では、リテールメディアについての勉強会やセールスパッケージの開発を進め、リテールメディアネットワークとして広告/販促メニューの販売を本格化させることを予定している。既に企業を横断して行っている店内/店頭サイネージの取り組みでは、同連合会に参画している小売企業3社において、2023年10月時点で373店舗に2621台を設置した。
サイネージの展開では従来、個別に小売企業との打ち合わせが必要だったが、企業横断の取り組みにより一括での発注や入稿が可能となり、トライアルグループが目指す「ムダ・ムラ・ムリの削減」につながっている。複数企業においてサイネージ設置/非設置店舗の売上データを比較した結果、メーカーによっては150%向上を達成したところもあるという。