北陸大学、「Tableau」を導入–学生のデータリテラシー定着を支援
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金沢市の北陸大学とTableauは4月から、「北陸大学データサイエンス・AI教育プログラム」内のデータ分析スキルに関する教育で協力している。両者が6月3日に発表した。
同プログラムの情報リテラシー科目は、同大学の薬学部、経済経営学部、国際コミュニケーション学部、医療保健学部の全新入生が対象の必修科目で、データに関する基礎知識を習得し、卒業後の仕事においても競争力を発揮することが狙いだという。
Tableauは、同大学の学生に「Tableau Desktop」の無償ライセンスと「Tableauアカデミックプログラム」を通した学習教材を提供する。教材では、データや人工知能(AI)の最新動向に関する講義での理論的な知識だけでなく、学生がデータ分析ツールを実際に体験する機会を提供する。学習課題にデータ分析を取り入れることで、製造やヘルスケア、金融など、幅広い業界におけるさまざまなビジネスの専門家がどのようにデータを活用しているのかを直接学べるとしている。
同大学では、各学部の授業担当教員に加えて教員を補佐する学生数人を選出し、事前にトレーニングを受講した後、データ分析の講義や授業をサポートする。
最近、データ分析スキルは重要なスキルとして重視されており、文部科学省は2021年からIT専攻以外の学生に対しても数理やデータサイエンス、AI分野の基礎カリキュラムの提供を奨励している。北陸大学 学長補佐で同プログラムのコーディネーターも務める、経済経営学部マネジメント学科の田尻慎太郎教授は、今回の導入の背景について次のように述べた。
「21世紀を生きるわれわれは、IoTからあふれてくる圧倒的な情報の洪水から、分析を通してビッグデータを理解し活用する能力、情報の解釈と意味を見いだすことを可能にする『データリテラシー』を身に付けることが求められている。北陸大学データサイエンス・AI教育プログラムでは、正確な予測を導き、相互につながり合っている関係性を見いだすため、Tableauの導入を決定した」
また、セールスフォース・ジャパン 常務執行役員 Tableau事業統括カントリーマネージャーの佐藤豊氏は、現代において、働く全ての人がデータを利用しており、データから見識を得る力は誰もが身に付けるべき重要で一般的なスキルとして捉えられるべきだとした上で、「今回の北陸大学とのパートナーシップは、データ分析を民主化し、データの力を全ての人の手に届けるというTableauの取り組みを確かにするもの」とコメントした。