AJS、販売管理業務の標準化に「SAP Signavio」を導入–約30%のコストを削減
今回は「AJS、販売管理業務の標準化に「SAP Signavio」を導入–約30%のコストを削減」についてご紹介します。
関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。
本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。
AJSは、SAPジャパンが提供する「SAP Signavio」を導入した。これにより販売管理業務の改革と標準化を進め、業務の効率化とコスト削減を実現したという。
SAP Signavioは、業務プロセスの継続的な改善を支援するソリューション。業務プロセスを定義、可視化、分析し、ビジネスプロセスマネジメント(BPM)をサポートする。AJSはSAP Signavioを活用し、複数の販売管理システムを統合することで、事前シミュレーションでの目標通りに、該当の業務に関わるコストを30%削減できたという
AJSは、現在はTISインテックグループの一員として、システムの開発、保守・運用の豊富な実績を基にさまざまな産業分野の企業の価値向上に貢献している。
これまで同社では、事業部ごとに最適化された結果、業務に偏った仕様の複数の販売管理システムが存在していた。そのため、情報伝達が煩雑で基幹システムへの入力も効率の悪さが顕著な状態となっていたという。また共通の業務フローはなく、担当者ごとに個別の業務フローが存在していた。これが影響して業務の品質担保のために人員体制が過剰となり、重複チェックなどが発生していたという。
これに対してAJSの総務部門では、販売管理業務プロセスの標準化と自動化による効率向上を目指し、共通システムの構築を計画した。具体的には、現状とありたい姿のプロセスフローを「SAP Signavio Process Manager」で整理・可視化し、共通の業務フロー導入の効果を試算した。その結果、約30%のコスト削減が見込まれたため、共通システムと標準プロセスの構築を推進し、2023年初旬より共通システムの運用を開始したという。
今回の取り組みで、販売管理業務のうちおおよそ8割程度がシステム統一されたが、引き続き2023年半ばより新たな検討をスタートし、さらなる経営の効率化を進めている。