New Relicなど、可観測なセキュリティ実装に向けてアライアンス設立

今回は「New Relicなど、可観測なセキュリティ実装に向けてアライアンス設立」についてご紹介します。

関連ワード (ソフトウェア等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 オブザーバビリティ(可観測性)プラットフォームを提供するNew Relicは米国時間5月7日、「Secure Developer Alliance」の設立を発表した。

 同団体は、可観測なセキュリティの実装に向けた実用的な研究、教育、ガイダンスの提供を目的とする。New Relicのオブザーバビリティプラットフォームと、脆弱性管理やInteractive Application Security Testing(IAST)といったクラウドネイティブなセキュリティツールへのアクセスも含むため、メンバーは顧客に実用的なセキュリティ上の洞察を提供できる。設立メンバーとして、FOSSA、Gigamon、Lacework、Aviatrix、Opusなどが参加している。

 組織は、クラウドインフラストラクチャーを含むスタック全体のセキュリティを確保する必要があるとNew Relicは述べる。これは、クラウド環境が急速に進化し、複雑さを増していることから、課題となっているという。さらに、アラートノイズを排除できず、重要な警告が埋もれがちなセキュリティツールを使用することが多い開発者は、時間を浪費し、優先順位の低い脆弱(ぜいじゃく)性の修正を余儀なくされていると同社。

 Secure Developer Allianceは、これらの課題を解決するため、自動化された深い洞察によってアラートノイズを排除する統合ツールによってクラウドセキュリティを自動化する。これにより、開発者は時間を節約し、最も重要で本番環境に存在し、顧客体験に影響を与える脆弱性に集中できるという。

 同団体は、(1)開発者中心のセキュリティ、(2)簡素化されたセキュリティ自動化、(3)実用的な研究と教育、(4)オンラインコミュニティーフォーラムへのアクセスーーを提供する。

 (1)は、使用が容易で既存の開発ワークフローにシームレスに統合できるように構築されたセキュリティツールとプラクティスを含む。

 (2)では、New Relicと統合することで、パートナーはワークフローを簡素化し、開発プロセスの早い段階でセキュリティを組み込む新機能にアクセスする。さらに、セキュリティ修復を自動化し、セキュリティとコンプライアンスに関連することが多い手作業による労力を削減する。

 (3)では、新たなセキュリティの脅威やトレンドに関する実用的なリサーチと、開発プロセスにおける課題に効果的に対処するためのガイダンスを提供する。リソースとベストプラクティスは、セキュアなコーディングの実践、脅威に対する認識、SDLCの初期段階と全体にわたるセキュリティの重要性に焦点を当てる。

 (4)では、開発者とセキュリティ専門家が協力し、知識を共有し、互いの経験から学ぶことができるオンラインコミュニティーへのアクセスを可能にする。

COMMENTS


Recommended

TITLE
CATEGORY
DATE
ジミー大西をAI化 音声対話アプリ「携帯人間AIジミー」開発 ドコモの技術で
ロボット・AI
2021-03-17 17:06
コロナ禍で注目の「メタバース」、経産省レポートに見る現状と法的課題
IT関連
2021-07-22 07:59
スクウェア・エニックス、グローバル共通の基幹業務システム基盤に「SAP S/4HANA」を採用
IT関連
2021-04-30 01:35
無観客、パブリックビューイング中止もオンラインで応援 各地で企画
IT関連
2021-07-13 17:44
小さなスタートアップMayhtは新コンセプトの小型スピーカーで業界の巨人たちに挑む
IT関連
2022-02-05 12:26
primeNumberと横浜国立大学、データサイエンス教育プログラムの開発で共同研究
IT関連
2022-08-25 02:47
Shopify、2023年度の事業戦略を発表–「オールインワンはいらない」に応える
IT関連
2023-02-10 20:37
アドビ、デジタルのコンテンツと顧客体験の未来を提言する新プロジェクト–SNSも活用
IT関連
2022-12-03 19:06
富士通製ツールへの不正アクセスで複数省庁や企業の情報が流出 国交省職員のメールアドレス7.6万件も確認
セキュリティ
2021-05-28 10:27
NTTデータGSLが振り返るSAP事業の10年–SAP人材の獲得競争は激化
IT関連
2023-02-23 13:38
「Chrome」、セキュリティ更新を毎週リリースへ
IT関連
2023-08-15 23:17
期限の制約なく無料で使えるクラウド「Free Tier」主要サービスまとめ。2022年版
AWS
2022-07-20 21:35
Amazon、アレクサのウェイクワードや声、機能などカスタマイズできる「Alexa Custom Assistant」発表
クラウドユーザー
2021-01-19 08:49
ICT総研、スマホ2台持ち実態調査–NTTドコモユーザーは2台目も同キャリアの傾向
IT関連
2024-04-26 05:04