自然言語による説明でSQL文からDBアプリの生成まで実現する「Oracle APEX AI Assistant」発表
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オラクルは、自然言語による質問からSQLクエリを生成したり、自然言語で求める機能を説明することでアプリケーションの生成まで実現する「Oracle APEX AI Assistant」(以下、APEX AI Assitant)を発表しました。
APEX AI Assistantは同社のローコード開発ツールであるOracle APEXの機能として提供されます。Orale APEXはOracle DatabaseはOracle Autonomous Databaseなどを含む同社のOracle Databaseクラウドサービスにおいて無償で利用可能です。
このAPEX AI Assistantを含むOracle APEXの新バージョンは今日から利用可能。
自然言語からSQL文を生成
Oracle APEXでデータベースアプリケーションを開発する場合、まずデータモデルを設定し、デザイナーで画面を作成します。
その上で、画面に表示するデータをSQLクエリで取得するのですが、ここでAPEX AI Assistantを用いることで自然言語からSQL文を生成できます。
例えば、下記の例では「sum of amount due for patient procedures for the preceding 24 months group by month with months shown as YYYY-MM.」(過去24カ月の患者処置の支払額の合計を月ごとにグループ化し、YYYY-MMのフォーマットで表示せよ)と自然言語で記述すると、対応するSQL文が生成されます。
これがそれほど複雑ではないSQL文だとしても、正確な列名の記述やGroup Byの使いこなしなどを考えると、正常に実行できるSQL文を書くにはそれなりの手間がかかりますが、それが一瞬で生成されるわけです。
これを画面に設定することで、すぐさまグラフが表示できるようになりました。
もちろんテーブル間のジョインなどもデータモデルから理解し、複雑なSQL文も自動生成してくれます。
SQLクエリでエラーが発生した場合、そのエラーの原因と解決方法についても教えてくれます。
SQLを教えてくれるコーチにも
APEX AI Assistantは、一般的なSQLの質問についても解説してくれます。下記は「What’s the defference between join and outer left join?」(ジョインとアウターレフトジョインは何が違うの?)という質問に答えてくれているところです。
オラクルはAPEX AI AssistantがSQLのコーチやメンターの役割も果たすと説明しています。
ほしい機能を説明するとDBアプリケーションを生成
APEX AI Assistantはデータベースアプリケーションの生成も可能です。
自然言語で作りたいアプリケーションの画面や機能を入力すると、生成されるアプリケーションの画面などを説明してくれます。
追加の要望があれば、さらに入力します。ここでは「最近の患者の処置に関するダシュボードページ画面を追加して」といった内容。
そして「Create Application」ボタンをクリックするとアプリケーションの生成を開始。
アプリケーションが生成されました。