「GNOME」デスクトップの外観をより魅力的に–お薦めの拡張機能4選

今回は「「GNOME」デスクトップの外観をより魅力的に–お薦めの拡張機能4選」についてご紹介します。

関連ワード (Linuxノウハウ、特集・解説等) についても参考にしながら、ぜひ本記事について議論していってくださいね。

本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 2000年代初頭、「Linux」デスクトップは刺激的な場所だった。さまざまなウィンドウマネージャーやデスクトップ環境には、大量の特殊効果が含まれていた。Linuxと比較すると、「Windows」や「Mac」のデスクトップは使い古された退屈なものに見えた。

 家族や友人の中には、筆者のLinuxデスクトップに驚嘆し、Linuxに乗り換えることを決断した人もいた。

 ほとんどのLinuxデスクトップはこの10年の間に楽しいアプローチから真剣なアプローチに移行したが、だからといって、過去の栄光を取り戻せないわけではない。本記事では、デスクトップの外観を今よりも少し華やかにする方法を紹介する。

 「GNOME」デスクトップの外観をより魅力的にするお薦めの方法は以下の通りだ。

 外観を魅力的にする機能を追加する前に、GNOME Extension Managerをインストールすることをお薦めする。管理がはるかに容易になるからだ。手順は以下の通りである。

 最初に、ターミナルウィンドウアプリケーションを開く。

 Extension Managerをインストールするには、以下のコマンドのいずれかを実行する。

 Flatpak経由でインストールする場合は、必ずログアウトして再度ログインしてほしい。それを実行すれば、Extension Managerの項目がデスクトップメニューに表示される。

 Compiz Cubeには、昔からずっと特別な愛着がある。Cubeは仮想デスクトップを3Dのキューブとして表示する。ユーザーはそのキューブを回転させて、使用したいデスクトップを選択できる。このアプローチは楽しいだけでなく、デスクトップをより簡単に切り替えることを可能にする。

 GNOMEユーザーにとって幸運なことに、Cube効果を追加する拡張機能がある。「Firefox」を開いて、「Desktop Cube」拡張機能のページに移動し、「インストール」をクリックする。「Browser Extension」(ブラウザー拡張機能)をインストールする必要があるという警告が表示された場合は、それに従ってインストールしてほしい(Firefox経由で拡張機能をインストールするには、この手順が必要だ)。

 インストールが完了したら、(デスクトップの左上にある)「Workspace Overview」(ワークスペース一覧)をクリックし、マウスの左ボタンをクリックしたままカーソルをドラッグして、キューブを回転させる。

 Burn My Windowsも外観をより魅力的にする楽しい拡張機能だ。この拡張機能はしばらく前から提供されており、ウィンドウを開いたり閉じたりするときに、さまざまな特殊効果を追加する。ユーザーはそれらの特殊効果を選択可能で、いくつかの効果(「スタートレック」風の「Energize」や「Doom」「Broken Glass」「Apparition」「Fire」「Glide」「Glitch」など)の中から好みのものを選ぶことができる。

 Burn My Windowsのインストールが完了すると、Extension Managerに表示され、ウィンドウを開いたり閉じたりするときに使用するオプションを選択できるようになる。

 Wobbly Windows(「Compiz Windows Effect」とも呼ばれる)のインストールを完了した後、デスクトップ上でウィンドウをドラッグすると、そのウィンドウが伸び縮みしながら振動する。拡張機能の設定画面で、ウィンドウの揺れ具合を変更することも可能だ。

 Wobbly Windowsについては、1つ注意点がある。グラフィックスカードの性能が低いマシンでは、効果があまり滑らかに表示されない。それでも、このツールが正常に機能しているときは、楽しい気分になる。

 筆者はトップバーがあまり好きではない。どうしても使用しなければならないときは、(単に黒色や灰色のバーを画面上部に配置するのではなく)上品な外観にカスタマイズすることを好む。いつもTransparent Top Bar(Adjustable transparency)をインストールして、高級感を出すようにしている。

 この拡張機能の設定項目は2つしかない。具体的には、使用したい透明度と、ウィンドウがトップバーに触れたときにトップバーを不透明に切り替えるかどうかを設定できる。この拡張機能の唯一の欠点は、トップバーのテキストとアイコンが若干8ビット風に見えることだ。それでも、このシンプルな拡張機能は、まさにその名の通りの機能を効果的に提供する。

 外観を魅力的にする方法はほかにもあるが、筆者はこれら4つのツールが気に入っている。ほかのツールにも興味がある人は、「GNOME Extensions」サイトを検索して、使用中のGNOMEデスクトップのバージョンに適したツールをインストールしてほしい。

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