JAL、海外空港の整備部門に「Buddycom」を導入–現場整備士とサポート部門のやりとりを効率化

今回は「JAL、海外空港の整備部門に「Buddycom」を導入–現場整備士とサポート部門のやりとりを効率化」についてご紹介します。

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本記事は、ZDNet Japan様で掲載されている内容を参考にしておりますので、より詳しく内容を知りたい方は、ページ下の元記事リンクより参照ください。


 日本航空(JAL)は、海外支店の整備士と日本のサポート部門間の連絡ツールとして、サイエンスアーツのライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom」を導入した。これにより、コミュニケーションの効率化と業務品質/生産性の向上を実現した。

 Buddycomは、インターネット通信網(4G、5G、Wi-Fi)を利用した複数人の同時コミュニケーションを可能にするサービスである。スマートフォンやタブレットにアプリをインストールするだけで、トランシーバーや無線機のように複数人と同時にやりとりできる。航空、鉄道、建設、福祉施設、流通などの業界で活用されている。

 JALでは、Buddycomの導入によって複数人の同時通信や音声/テキストの自動翻訳などが可能になり、情報共有の即時性と正確性が向上した。日本のサポート部門では、全世界の拠点支援を行うため、同時に16グループと接続している。Buddycomを利用した遠隔支援では、グループ通話だけでなく、定型文・音声履歴・テキスト化・翻訳・画像・映像配信などの機能も活用している。

 また、機材の不具合発生時には、映像を共有しながら会話することで、より的確な状況把握と対応が可能になった。さらに、コミュニケーション履歴が残ることで、伝え間違いや再確認の工数を削減し、心理的なストレスも軽減された。

 従来、JALは携帯電話や「FaceTime」などのツールを使用していたが、1対1の通信しかできず、情報共有の即時性や正確性に課題があった。また、英語でのコミュニケーションによるストレスも存在していた。

 同社は現在、Buddycomを14の海外支店で導入しており、全拠点への導入を検討している。また、AIとの連携によるさらなる活用も視野に入れている。

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