チューリング、自動運転向け生成世界モデル「Terra」を開発–リアルな運転シーンを生成
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完全自動運転技術の開発を目指すチューリングは8月14日、自動運転向け生成世界モデル「Terra」を発表した。
Terraは、現実世界の物理法則や物体間の相互作用を理解し、リアルな運転シーンを動画として生成できる。自動運転システム開発におけるシミュレーターや、システムそのものの一部として活用できるとしている。
シミュレーターとしては、現実の運転シーンを忠実に再現し、右左折や突発的な状況への対応などを学習・評価できる。特に、工事現場の障害物や運転ミスによる進路逸脱など、一般的ではない状況のシミュレーションに効果を発揮する。
自動運転システムの一部として組み込む場合は、現在の交通状況を分析し、未来を予測することで、より高度な運転判断を可能にするという。カメラ画像から得られたデータを解析し、周囲の歩行者や車両の動きなどを予測し、自動運転システムのメインシステムと連携することで、複雑な状況下でも適切な判断を下せるようになる。
チューリングは、今回発表したモデルは初期バージョンであり、さらなる学習を通じて精度と生成速度の向上を目指していくとしている。