ビデオ会議用ツール「mmhmm」、ドコモ・システムズがTeams向けを販売
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ビデオ会議用ツールを提供するmmhmm(ンーフー)は6月9日、自社プロダクトに関する説明会を開催した。「mmhmm for web」は米国時間5月12日にローンチしたプレゼンテーションツールで、社内外で共有する動画の作成や、Zoomに代表されるオンライン会議ツールと組み合わせて使用する。現在macOS版、Windows版、iOS版(プレビュー版)、そしてウェブ版を提供中。
mmhmmのアジア太平洋地域(APAC)担当ゼネラルマネージャー 井上健氏は「mmhmmを生み出した(スタートアップ支援企業の)All Turtlesがあった(国内の)オフィスは解約した。(mmhmmは)パンデミックとともに生まれ、パンデミックとともに成長した企業」だと説明する。
mmhmmの最高経営責任者(CEO)のPhil Libin氏は「今の時代、人と一緒にいるのはとても貴重な機会。つまらない会議に使うのは悲劇だ。引き続きLive Videoも貴重だが、スケジュール調整の負担もあり、会話のキャッチボールがなければ意味がない。双方向であるべきだ。単なる報告会や(情報の)共有会ならRecorded Videoで十分。つまり、録画・非同期で構わないと気付いた」とmmhmmの成り立ちについて語った。
mmhmmが誕生した理由についてLibin氏は「日本で撮影した写真を皆に見せたかったから。2020年5月当時は皆リモートワーク。オンライン会議が退屈で気持ちも沈みがちだった。オンライン会議でも人々を笑顔にするため、仕事の合間に(mmhmmを)開発した」という。
mmhmmは物理的なオフィスを設けておらず、従業員も世界各国に分散している。その理由としてLibin氏は「重視しているのは『OOOループ』と呼ぶ循環環境。ナレッジワーカーであれば、Out Of Office(オフィス外)なら生活品質も向上し、業務品質の押し上げにもつながる。そのためのツールがmmhmmだ」と説明した。
2020年7月からベータテストを続け、現在は各プラットフォーム向けの製品を提供している。mmhmm APAC地域営業統括 青木隆夫氏は「国内の商習慣にあわせた展開が重要だと認識している。そのためグローバルで唯一、パートナー企業を通じた展開を計画した」と解説。すでにパートナー企業となるドコモ・システムズと営業活動を開始しており、「ドコモ・システムズやドコモグループへの展開、先日6社目の成約を得ている」(青木氏)という。
ドコモ・システムズはmmhmmの法人向けサービス「mmhmm for Teams」の販売代理店契約を6月9日に締結。mmhmmにとっては世界で初めての販売代理店になる。 ドコモ・システムズ 取締役 松木彰氏は「リモートワークはセキュリティ、コミュニケーション、テレワークの三軸が重要。mmhmmを使えば後者二つの問題を解決できる」と主張した。松木氏は、販売戦略や目標値はつまびらかにしなかったものの、以下のように自信を語った。
「企業文化は自然に変化する。オンライン会議はすべからくインターウェアだけを着て歩いている気がするが、間にmmhmmを入れるとアウターを着ているような感じだ。mmhmmがワークフローのベースになれば多くの日本企業も導入するだろう。また、mmhmmは教育市場で一番活躍できる。いくつか提案中だが高評価だ。日本全部の学校に導入できる勢い」