ノーリツ、「Domo」導入で「経験と勘」の営業から脱却
今回は「ノーリツ、「Domo」導入で「経験と勘」の営業から脱却」についてご紹介します。
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給湯機器メーカーのノーリツは、クラウド型データ活用プラットフォーム「Domo」を導入し、データドリブンな営業組織を構築した。現在では、営業担当者の9割以上がDomoを日常的に活用し、戦略的な営業活動へと転換している。同プラットフォームを提供するドーモが発表した。
Domoの導入により、業務効率化やデータに基づいた戦略的営業、組織文化の変革などの効果が出ているという。
報告書や会議資料作成の自動化により、大幅な時間削減を実現し、バックオフィスの残業時間削減にも貢献している。Excelによる作業がなくなり、その時間を戦略的な思考に活用できるようになった。
また顧客データや売上データをリアルタイムに可視化し、分析することで、より的確な営業戦略を立案できるようになった。部門間での情報共有も促進され、連携強化につながっている。
さらにデータドリブンな文化が根付き、社員のデータ活用意識が向上した。新商品発売時などには、競争意欲が高まり、社内に活気が生まれているという。
ノーリツは、2020年にデジタルイノベーション推進室を新設し、ビジネスインテリジェンス(BI)ツールの選定に着手した。Domoは、ユーザーフレンドリーな操作性とExcelからのスムーズな移行が可能である点が評価され、選定から約2カ月で導入が決定したという。
ノーリツは、Domo導入成功の要因の1つとして、デジタルイノベーション推進部長を社内のデータ活用の強力な推進者「データアンバサダー」に任命したことを挙げる。
データアンバサダーは、ドーモがユーザーに提唱する人材のこと。「経営者」「事業部門」「IT部門」のそれぞれが抱えるデータ活用の課題を理解し、三者の橋渡し役として企業全体のデータ活用の能力を高める役割を担う。
ノーリツでは、このデータアンバサダーが、現場の要望をヒアリングし、必要なデータを可視化するダッシュボードを積極的に作成。データ活用で得た成果を具体的に示すことで、社員のモチベーション向上につなげた。また、成功事例を社内で共有することで、データ活用の効果を広く認識し、活用を促進したという。そのほか各エリアからDomoサポーターを任命し、データ活用を推進する体制を構築した。