高まるサプライチェーンリスク、重要性の割に企業対応が弱い現状
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サプライチェーンリスクの重要性がこれまでになく高まっている。サプライチェーンリスクとは、製品やサービスが最終消費者に届くまでの過程であるサプライチェーン(供給網)において、予期せぬ問題や障害が発生するリスクのことを指す。製造や流通では、多数の企業がチェーンを形成する分業体制であるため、チェーンを構成する1社のビジネスが停止すれば、場合によってはチェーン全体のビジネスが止まってしまう懸念がある。
アビームコンサルティングが2024年8月に公表した「日系組立製造業における調達・サプライチェーンリスク対応の実態調査」によると、サプライチェーンリスク対応における投資規模において、1億円以上の投資を実施済み、あるいは想定している企業が29%と、3割に満たないことが分かった。導入済みか導入検討中のITシステムは上位から、倉庫管理システム(WMS)、製造実行システム(MES)・製品ライフサイクル管理システム(PLM)、統合基幹業務システム(ERP)となっている。
日本の基幹産業である製造業において、サプライチェーンリスクは潜在的に大きな脅威と言えるため、対策が必須と言える。サプライチェーンリスクを扱った最近の記事を集めた。